@真理乃邸 前編-1
「おっ、ご禁制の絹のパンツじゃねえか…こっちは何だい?…」
今日は、真理乃さんのマンションに遊びに来ています。
ニンプちゃんの、菜々さんの様子を見に来ました。
菜々さんは遺伝子結合技術で、
真理乃さんとの子供を妊娠しました。
「大きくなったでしょ」
「わぁ、ポンポコリンだ」
「あれっ、美さきは?」
「ヒャハハハ…」
美さきちゃんは、グニャグニャしたものを、
ヌンチャクみたいに、ピュンピュン振り回しながら、
リビングに入って来ます。
「ホゥアッ!…オゥアアーッ!!…」
「あっ、あぶっ!」
ボグッ!!
「ぶぎっ!!…」
美さきちゃんがグニャグニャで、
自分の顔を思いっ切りぶっ叩きます!!
目玉が飛び出しています!
取り損なって、
グニャグニャをみんなの真ん中に落とします。
みんながそれに注目します。
この、ヘビみたいに長くて、コブコブになってて、
まがまがしい色の物体は、
お尻に挿れて遊ぶものでは???
「やっ!やだっ!!」
「ダメッ!!見ないでっ!」
真理乃さんと菜々さんは、ひどくろうばいしています。
「いっ…いたい…」
「あんたはどうして上手に見つけてくるのっ!!」
「武器とちがうの?…」
「確かに相手を責めたりはするけど…。
勝手に家捜ししちゃダメッ!!」
真理乃さんは、そそくさと危険物を拾い上げます。
菜々さんは向こうを向いてうつむいていますが、
色白のくびが真っ赤になって、
頭から湯気が出ています。
「さぁ、ケーキケーキ。ス・ウィーツ有るのよぅ」
真理乃さんは不自然な独り言をつぶやいて、
キッチンに消えました。
菜々さんもいたたまれなくなって、
真理乃さんを追ってキッチンに逃げ込みました。
「アレは…何するモノだ?…」
「頼むからそれ以上触れないどいて。
今説明したら顔に出るに決まってるんだから」
「ナオさん。
あの様子だと、菜々さんが使っているんじゃ?…」
「おかしな汗が出るわね…」
オヤツタイムです。
美さきちゃんは、
さっきのお道具のことを、聞きたくて聞きたくて、
口元をネコちゃんみたいにしていますが、
全力でガマンしてもらうしかありません。
話題を変えるに限ります。
「菜々さん、体の調子はどうですか?」
「水泳とヨガをして、体調を整えてるの。
やっぱり体を動かすのは気持ちいい」
「処置はどうでした?」
将来自分も、
ナオさんと遺伝子結合をするので気になります。
「とてもサービス良くして貰ったよ。
説明もしっかりしてくれて、
怖いことや不安になることは一切無かったよ。
ゆえちゃんも将来楽しみだね。
好きな人の子供が出来るって素晴らしいことだよ」
真理乃さんがお話しします。
「ナオさんのお母さんの企業は、
業界のトップブランドなのね。驚いちゃった。
費用を格安にしてもらってありがとう。
本当に助かったわ」
「身内ですから」
ナオさんはこういう人です。