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ある夜の出来事
【その他 官能小説】

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お花屋さん-5

「わっ!」

僅かに揺れたタイミングで、わざとらしく驚いてみせ肩に置いていた手をリカの胸へと滑らせた。

さすがのリカも、これには拒絶をしたかったが気を抜いて転ぶわけにもいかず、すぐさま申し訳なさそうに男が謝ってきたので何にも言えなくなってしまった。

それに気を良くした男は、畳み掛けるように
「ごめん。バランス悪いから、こうして良い?(手は)触らないから」
と手の平だけ浮かせながらも腕をリカの胸へ押し付けた。

拒絶したいリカであったが、乗せ慣れてない自分が悪い気がして拒絶も肯定も出来ず早く目的地へと更に必死に漕いだ。


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