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浅くゆるやかに
【若奥さん 官能小説】

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浅くゆるやかに-6

「ふぅんっ・・マン・・コ・・・」
欲求不満とはおそろしいもので半分演出のハズだったけど、無意識に私は自分でおっぱいを撫でている。
こんなクセはなかったと自分では思うのだが、腰を揺らして乳房を揉みしだく女はビデオの中と交錯した。

「もしかして・・・見ちゃった?」

額につめたい汗が噴出して、高ぶった気分を奪い去った。
どうやってフォローすればいいんだろう?

「半年よ・・半年。あなただって欲しかったでしょ?私は欲しい!」

思いつく限りが出任せに飛び出す。
こんな事って、たぶんだけど男が一番恥ずかしい事ではないのだろうか?

「いいじゃないの。本物の浮気相手なら許さないけど・・・」

また指先が動き出した。
私はそれどこじゃなかったけど、取り繕うように今度は意図的に腰を揺する。

「拡がってない?・・・マンコの穴・・・」

「どうかな?子宮が下がってくると開いてくるんだろ?」

「よく知ってるわねっ!」

「そりゃあ、もうすぐパパだからさ・・・」

タネ付けっ放しで関心がないのかと思っていたのだけど、ちゃんと自分で勉強してくれてるんだ。
どこからつけた知識かは分からないけど・・・

「変わってない?ちゃんと見て。」

「さあ、べつにないと思うけどなあ。」

さすがにもうすでにここだけは自分で見る事はできない。
出産に備えてぱっくり開いてしまってるんじゃないかと自分では思っていたりした。
触診の限りではそうとも思えなかったのだけど。

「手を突っ込んで赤ちゃんなでなでしてみる?」

そんなビデオも実際にあったのだ。
女は子供を産むのだから理屈にはあっているのだけど腕まで突っ込んでぐりぐりされて女はよがっていた。
妊婦の私にはそれは切なるものに映ったのを覚えている。
本当にされたら、たまったもんじゃないけど・・・


「測ってみてよ。拡がってないか・・・」

「入れちゃって大丈夫かな?」

「大丈夫よ。あまり深くしないでね、それからゆっくりよ・・・」

するりと硬いものが入ってくる。
感触としてはまだ、ペニスクンよりいくぶん狭いようではあるけれど正直に半年ぶりには緩い気がする。

「あぁっ・・・んっ・・・」

一番太いところが通過してのだ。

「痛かった!?」

「ううん・・・気持ちいいの・・」

ソファーエッチとは本当によくできたものだと思う。
ノートパソコンが繋がったサイドテーブルも除けはらって私は浅く腰を下ろし、おなかがつっかえないように脚を開いてみせた。
まだビデオの女が頭の中にイメージとして繋がる。
シャツを着けたままの夫はその私の中にそっと挿入して、こくりこくりと腰を入れだした。
両腕は肩をかすめ、ちょうどソファーの背もたれについて絶妙のバランスをとっている。


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