逃走-1
パンパァンパァン
外は予想以上だった。つい前までは、何もなかったのに。
警官が喰われている。目の前で。そこらじゅうから、煙が上がっている。
目の前が真っ白になりそうだった。俺はセリナを後ろのバイクに乗せ、エンジンをかけ・・・
優斗「くそ!なんでつかないんだ!」
「くっそ こんなときに!」
エンジン音「ブォンブォン ドゥルルル」
優斗「よし! かかった!」
優斗「セリナとばすから、俺にしっかりつかまってろ わかったか? 」
セリナ「うん」
優斗「いくぞ」
ブゥウオオオオオオオオオオオオオン
ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
くそ 奴だ 追いかけてきてる
優斗「とばすぞ つかまってろ」
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着いた先は、ショッピングモールだ。 周りが高い塀に囲まれてるのが幸いした。
そこには人がいた。警官も大勢いる。周りのガードを固めているのか。
門は閉じている。
どうすればいい
警官「君たち 大丈夫か?」
優斗「はい!大丈夫です!」
「中に入れてもらえませんか?」
警官「わかった 少しそこで待っててくれ。」
「君たちの身分を証明できるものはあるか?」
一応、免許証なら・・・
セリナ「私は、・・・」
さっきの出来事が起きた時に騒ぎで。ファミレスに置いてきてしまったらしい。
セリナ「す・みま」
警官「大丈夫だ!」
「片方確認できればいい!」
「門を開ける。 すぐに入ってくれ。」
優斗「わかりました!」
優・・
わかってる
こうなってしまったら、移動手段であるバイク、ガソリンはキ貴重になる。
奴らがいない今、使わないのは上等手段だ
それに、あいつらは、音に反応する。敏感なのだ。さっきの奴、人間ならざる者。
ガラガラガラララ
セリナ「優!あいたよ!」
優斗「ああ」
俺たちが門をとおったのは午前4時の頃だった。
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