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笛の音
【父娘相姦 官能小説】

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笛の音 3.-16

「あんっ……、……ああ、う……、ぁ……」
 直樹は腰をビクンッ、ビクンッ、と跳ねさせて、さっきよりもずっと高く鼻にかかった声で、先端からの放出が止んでも脈動が収まらずに痙攣を続けていた。
「出しちゃった……。もぉ……、はやいよ」
「ううっ、……、ご、ごめ……、……あうっ!!」
 激しい射精は有紗の手指にも粘液を撒き散らしていた。クチュッと音を立てて握りしめると、尿道に残っていた残滓がピュッと飛び出し、既に自分の精液でドロドロになったTシャツに飛び散る。
「や、……あ、は、はなして……、はなしてよ、有紗、さんっ……、うああっ……!」
 震える声で言ったかと思うと、突然ビクビクビクッと震えて直樹が仰け反った。それでも有紗は拳を離さず、射精直後で敏感になっている亀頭の裏鰓へ親指の爪を立てた。直樹が泣きそうな声で、有紗さん、有紗さん、と名を呼びながら、顔を覆って悶えている。そうだ、キスするんだった、と有紗は握ったまま膝でベッドを登って行くと、直樹の首筋に吸い付いた。
「エッチ……。こんなに出しちゃって、アンアン悶えてる」
 急に耳元で囁かれて、直樹はさっと手を外すと、すぐ近くで有紗に覗き込まれていると知り、顔を逆に背けた。無防備になった耳にキスをしてやると、手の中で男茎が小刻みに振動する。
「きもちい……? 私にされて」
 有紗もまた、あまりの直樹の愛おしさに、否定の言葉を到底許さないほどの甘えた声になった。「……直樹出しすぎ。服、ベトベトになっちゃってる……」
「ううっ、きもちいい、きもちいよ、有紗さんっ……」
 直樹が顔を翻してきて、間近にあった有紗の唇に吸い付いてきた。男のキスではない。赤子が母親の胸乳に吸い付くようなキスだ。溢れて止まらない唾液を彼に飲ませてやりつつ、有紗が再び手首をピストンし始めると、直樹は有紗の腰にしがみついて、男茎を襲う快楽に首を横に振るものだからキスが難しくなった。
「うあっ、……あ、有紗さん、や……、あ……」
「んー? どぉしたの?」
「あっ……、も、もうムリだよぉっ……! お、お願い、あ、有紗さんと、……したいっ……。したいよ……」
 側身でベッドに付いていた方の手で、魘されるように繰り返す直樹の肩をちょんちょんと突ついた。薄目を開いた直樹に、声に出さず口の動きだけで、て、と伝える。
「……?」
「ゆーび」
 しどけなく口を開いてみせると、その前に直樹が腕を上げて恐る恐る指を差し出してきた。舌を伸ばし、指先を舐ると、唇を窄めて先端から含んでいく。直樹が見ているすぐ前で髪を揺らしながら頭を前後させ、舌と指に唾液が跳ねる音を聞かせてやる。その間にも男茎を徐々に幅を増やして上下させると、口内の直樹の指が慄いた。
「はあっ……」息苦しいほどしゃぶって、息を吐いた有紗は、「……直樹もして」
 横臥のまま片膝を立てるとタイトスカートが少し捲れる。脚を開きやすいフレアにしたらよかったと後悔していると、直樹の手がピンと張られたタイトスカートの裾を掴んでグイッと引き揚げてきた。優男の直樹に乱暴に扱われると、むしろ悦びがが起こって、やっぱりタイトスカートでよかった、と思い直していると、前スリットから手が及んできてショーツの膨らみに触れた。
「んあっ……!」
 一度なぞられただけで、ドクンッ、と奥から蜜が迸り、腰が前後に動いてしまった。だから直樹の指先がショーツを食い込ませるほど熱情的に秘門をいじくってくると、忽ち収まりきらなくなった蜜が捩れたクロッチの両側から溢れてくる。
「直樹、もうっ……、はやく……、っ!」
 焦れたように眉間を寄せて、有紗は腰を使って直樹の指に媚丘を押し付け催促した。直樹の指がヌメリが溢れた秘割を押し割って中に入ってくる。「うああっ……」
「濡れてる……」
「わ、わかってるよっ……」
「腰も、……うごいてる」
 直樹の指の挿抜に合わせ、より擦れ幅が大きくなるように腰をゆるゆると動かしてしまう。「きもちいい?」
 直樹も男茎を扱かれて惚然とした快感に下肢を震わせていたから、熱に浮かされた顔で有紗を見上げてきた。
「きもち、いい……、な、直樹がエッチだから……」
「あ、有紗さんのほうが、……エ、エッチじゃん」
「そんなことないよっ……」
 有紗は手首を利かせて拳を早めた。親指で最も敏感な先端の裏側を圧迫して強く握り、人差し指と中指の輪に亀頭の縁が擦れるように扱くと、
「う、あ……、やっ……」
「ほら……、直樹の声のほうがヤラしいもん……、んあっ! やっ……!」
 トロけるような男茎の気持ちよさに、直樹も有紗に埋めた指に音を立ててくる。「……やっ、な、直樹っ……」
 頬にキスをした。直樹も唇を吸いたくて、魘されて見えないままに顔を向けて有紗を探している。
「あ、ま、待って、有紗さん……、ま、また……」
「ん? 出ちゃうの?」
「うっ……、だ、だから……。……有紗さんてばっ!」
 繋がりたくて、身を捩って握らせたままの男茎を、指を入れた有紗の脚の間へと向けようとしてくる。
「やんっ……、だめっ」


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