愛のあるフェラチオ-4
「なに怒ってんの? いいじゃない、一緒に気持ち良くなれば」
「そ、それだったら、他の男と同じじゃないか。僕は、そんなことしなくたって……桃子と一緒にいるだけで……」
なるほど。
どうやら、断じてカラダ目当てなんかで付き合っているわけではないと言いたいらしい。
それこそ『今さら』だと思うけど。
大きな体をしているくせに、心はそこらの女の子よりも繊細だ。
意地になっているユウが可愛く思えてきて、桃子はまたちょっと虐めてやりたくなる。
「ふうん。そうなんだ、じゃあ頑張って我慢しなくちゃね」
「え? ちょっと、桃子」
体の位置をずらし、するりと布団にもぐりこむ。
Tシャツを着たユウの胸に顔をぴったりとつけ、スウェットの上からそろそろと股間を撫でてやる。
厚手の生地がうっすらと湿っている。
真上を向いた先端は、すでに限界まで張り詰めているようだった。
ユウが腰を震わせながら呻く。
「う、うわ……だ、だめだって」
「わたしが触りたいから触ってるだけだもん。あんたはちゃんと我慢してなさいよ」
ズボンとトランクスを押し下げると、ぶるんと力強く陰茎が跳ね上がった。
濃密な男の匂いが充満している。
根元に両手を添え、ちろりと先っぽに舌を伸ばす。
亀頭の小さな割れ目から染み出してくる塩辛い液体を、すくい取るようにして舐めてやる。
ユウの震えが大きくなり、桃子の髪にしがみついてくる。
「あ、あっ、やめ……やめて、桃子、そ、それ」
「ねえ、ユウのここ、いっぱい垂れてきてるよ? もっと我慢しなくちゃ」
「だ、だって……あ、あ……!」
ユウ、感じてる。
そう思うと、自分の胸の先が硬く尖っていくのがわかった。
ぺちゃ、ぺちゃ、とわざと大きな音を立てる。