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夢を見るころ
【女性向け 官能小説】

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「ちょっと!」

急に寝る前の状況を把握して
上に乗っているのが『病人の』篠塚さんだと把握して
私の身体中を這いまわっている手を止めようとした。

「ちょっと。止めてよ」
「なんで?」

私の力なんかで止められるはずもなく
優しく這いまわるその感触を気持ちいいと思えてくる。

「熱っっ・・・熱はっっ?」
「下がった」
「嘘っ!」

私のその声に少し顔をあげて私におでこを触らせる。
うん・・・確かに熱は下がったみたいだね。

「夢が寝てから、水飲んで、家にあるもん食べて。
夢のカバンから転がり落ちてた薬を飲んで寝た。
目が覚めたらだいぶ良くなってるから。セックスしようと思って」

「はぁぁ?」

何考えてるの?この男は!

「今何時?」
「もうすぐ4時」

まだ夜中じゃん・・・

「セックスなんかいつでも出来るでしょ。
まだ完治してないんだから寝なさいよ」
「やだ」

やだ・・・って・・・

「俺に本気のオンナとセックスしたい」

こんの、男は・・・



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