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夢を見るころ
【女性向け 官能小説】

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-3


「早退していいですか?」

あってないような定時まで待つことは考えなかった。
駿との電話を切った後、すぐに上司に願い出た。
バーゲンが終わるころなのですんなりOKが出たので
そのまま帰ろうとして。

ふと思いとどまる。

私に来てほしかったら、私に連絡してくるんじゃないの?

私に連絡がないとなると・・・
来てほしくないのかもしれない。
でも、このまま行かないなんて選択はなくて。
ロッカーの中にあるスカートを思い出した。

スカートを渡そうとして、連絡を取ったけど
連絡が取れないから持ってきたよ。

よし!口実、ばっちり!これで行こう。

そう考えると、あとは何も考えずにとにかく覚えている記憶をたどって
篠塚さんのマンションに向かった。

途中のドラッグストアで必要なものを買い込んで
風邪だって知らない設定だったっけ。と思ったけど
もうそんなことは言ってられない。

とにかく携帯の電源が入ってないほど風邪がひどいのかもしれない。

エントランスで部屋番号を押そうとして
ちょうど住民の人が出るところだったので
ドアが開いたところを滑り込む。

もし寝ていたとしたら
あまり何度も起こしたくない。






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