陽子のステージ-2
男優は陽子の背後に回りボンデージのショーツ部分のホックを外す、と、陽子の体が回り始めた、フックは梁に取り付けた格子から下がっていて、格子ごと回転するしくみになっているらしい。
陽子が180度廻されると男優はショーツをゆっくりと外しにかかる、太い、真っ黒なディルドが陽子の股間からヌルヌルと表れる、まるで黒い蛇が這い出してくるかのように見え、俺は生唾を飲み込んだ。
そして陽子の股間・・・そこにはあるべきものがない、無毛なのだ。
剃っているようにも見えない、おそらくは脱毛しているのだろう、Mの証として・・・。
ディルドが取り出されてほっと一息入れる間を与えずに、ボンデージの胸部分に電マが差し込まれて乳首を押しつぶすように固定されスイッチが入れられる、と、陽子の体は細かく震え始め、蜜壷から一筋の愛液が滴り落ちる。
男優は陽子の横に屈みこむと手を伸ばして無造作に蜜壷に指を差し込み激しくかき回し始める。
「ああああああああああああああああああああああああああああ・・・・・」
陽子の体が激しく上下するが男優は手を緩めない、スナップを利かせて蜜壷から蜜を掻き出す。
「ひいいいっ!」
短い悲鳴と共に陽子の蜜壷は潮を噴出し、男優の腕を濡らす。
「後ほど吊ったままのまな板をご覧に入れます、じゃんけんでお二人をお決めください」
男優はそう客席に呼びかけると陽子の腕を吊っている縄を外し、陽子の上半身を抱えてゆっくりと降ろす、それと同時にウインチが巻き上げられて陽子の脚を高く引き上げる・・・逆さ吊りだ、陽子の腕は背後に廻され、二つの枷が金具で固定された。
吊ったままの女に挿入するチャンスなど俺のような仕事をしている者でもまずない、じゃんけんに参加しようかとも思ったがショーをきっちり鑑賞したい、俺は上げかけた手を自制した。
客席でじゃんけんが進んでいる最中、陽子の躰からボンデージは取り去られ、全てを晒された陽子は再び回転して正面を向けられる、そしてじゃんけんを勝ち抜いた二人が舞台に上げられた。
「どちらを取りますか?」
男優の手にはバラムチと赤い蝋燭・・・。
軽く開脚したまま逆さ吊りになっている陽子に熱蝋が垂らされる。
観客はさすがに遠慮がちに陽子の胸に蝋を垂らすだけ、しかし男優は容赦なく陽子の内腿から花弁にかけて蝋を垂らし、逆さの陽子を身悶えさせる。
そして次はムチ、やはり遠慮がちに尻を叩くだけの観客に、男優は胸の蝋を払い落とすように求めるが、観客はやはり遠慮がちに胸にムチを当てて行くだけ・・・観客の責めはぬるいがそれでも長時間逆さに吊られたままの陽子の息は荒くなっている、そして観客からムチを受け取った男優が陽子の後ろに膝をついた。
次なる責めを知っている陽子は既に膝を少し曲げる様にして身構えている・・・そしてムチが唸りをあげた。
「きゃああああああああああああ!」
背後から思い切り振られたムチの先端が陽子の乳首を正確に捉え、身をよじる陽子・・・そして今度はバックハンドでムチが振られる。
「きゃああああああああああああああああっ!」
膝を曲げ、頭も上げて身を縮める陽子・・・。
「あは・・・」
脱力して再び頭を垂れた陽子の表情に余裕はない、それもそのはず、股間に小さくムチが振られているのだ。
「あああああああああああああああああああ・・・・」
男優がムチを大きく振りかぶるとヨウコは身を固くする。
「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!」
ムチが真上から振り下ろされて陽子の花弁を打ち抜いた。
「ぐ・・・あ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・」
身をよじり、荒い息をついている陽子の腕を解放すると陽子は股間を押さえる・・・そうしなくてはいられないのだ、しかし、男優は非情にその手を引き剥がして今度は仰向けに吊り直す。
「どうぞ上下の口に挿入を」
さも当たり前のように言う。
「どっちがどっちに・・・」
二人の観客が顔を見合わせると、またさらりと言う。
「両方です、二度づつお楽しみ下さい、どちらで射精されても構いませんし、自信がおありなら両方で・・・」
結局、若い観客が先に下に、年配の方が口に行くことに簡単に話はついた、若い方は二度目も自信があるようだ。
「おしぼりは?」
年配の方が聞くが、やはり当然のように男優は言い放つ。
「そのままでどうぞ、即尺です・・・下に行かれる時はゴムをお願いします、この後の都合もありますので・・・では上から」
年配の観客は半勃ち状態のペニスをねじ込むが、腰は使わず、口に含ませたまま・・・それを見て取ると男優は陽子を揺らし始める。
「お・・・おおお・・・・」
四肢を吊られている陽子はゆらされるがまま・・・喉の奥深くまで受け入れざるを得ない、観客は天を仰ぎ、陽子の唇から見え隠れするペニスは最大限に勃起する。
「下もどうぞ」
「え?同時に?」
「はい、突きで揺らせてやってください」