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浦和ミュージックホール
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インタビュー ウィズ 里美-2

 「その時『普通の女の子に戻ろう』とは思わなかった?」
 「思わなかったな・・・両親とはもう連絡も取ってなかったし・・・言いそうな事はわかってたから・・・『AVなんてとんでもない』・・・違う?」
 「う〜ん、俺は風俗ライターだからね、AV女優がアイドルよりも地位が低いとは思わないんだ、でもそれ相応の覚悟がないとやれないだろう?よく思い切ったと思って」
 「結局諦め切れなかったの、アイドルがダメなら女優に・・・って思ったわ、でもそのスキルがあるわけじゃないし、『元○○クラブ』を外したら名前もあまり知られてなかったし・・・誘いがあったのはAVだけ、そりゃ悩んだわ・・・でも両親と決別してまで選んだ道でもう後には引けないって気持ちがあったし、AVからタレントに転身したケースもあったから藁にもすがる気持ちでOKしたのよ・・・今考えると他の女優さんたちに失礼だけどね」
 「そう言うからにはAV界で思うところがあった?」
 「うん、あった・・・AV女優って大きく分けて二通りなのよ、一方では簡単にお金を手に入れたくて売れなければ、売れなくなったら辞めればいいって人よ、その一方ではプロ意識を持ってやってる人もいた・・・でも、AV女優って『鮮度が命』みたいなところがあるでしょう?」
 「確かにそれはあるね、残念ながら・・・」
 「やっぱり新人がどんどん入って来て一年やそこらで辞めて行くのよ、プロ意識を持ってやってる人がギャラで差をつけられたりもしてた・・・でも頑張ってるのよね、お金が必要な事情を抱えてる人もいたし、AVが好きで頑張ってる人も・・・私は元アイドルの端くれだったからデビュー作では随分と高いギャラをもらえたし撮影でも気を使ってもらって積極的なプロモーションも・・・、でもずっと少ないギャラでハードな撮影を強いられても一生懸命な人もいて・・・正直あまり気が進まない感じで仕方なく入ったAV界だったけど、一生懸命やらなくちゃ申し訳ないって思うようになって・・・」
 「真面目だね」
 「それは私の取り得ね、そこだけは胸を張って言えるわ・・・だから撮影現場で我侭は言わないようにしてたの、正直なところ処女じゃなかったけどあんまりセックスの経験はなかったからAVの撮影ってきつかったけど、私よりもずっと安いギャラでもっとハードな撮影してる人の事考えたら文句言えないって思って、シナリオに書かれている事は経験がなくても拒まないようにしてたの、おかげで大抵の事は経験したし、ディープスロートもその時に憶えたのよ」
 「あれ、苦しいんだろう?」
 「苦しいわよ、初めてやらされた時は何度も吐いちゃった、でもね、何かひとつでも、『里美ならこれ』っていう特技が欲しかったから、通販でディルド買って練習したの」
 「立派なAV女優だな、正直、里美のAVって見てなかったけど今度見てみるよ」
 「ええぜひ、でもレンタルでいいわよ、ギャラ制で印税って入らないから」
 里美が悪戯っぽく笑って見せる、シビアな話が続いていただけに場が和む。


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