Step2 アナル-1
〜Step2 アナル〜1
あれからすっかり、お気に入りのディルド。初めてのバイブは上手く使いこなせなかったが、今なら使いこなせる気もしていたのだ。
自身で動かさなくても、攻めてくれるバイブ。想像しただけで、奥底に熱が生まれる蓮美。自慰の楽しみを覚えはじめていた。
度重なるディルド自慰。簡単に潮までも吹き、後片付けが大変で問題なのである。その為3日に1度だけ、ディルドを使うようにしたのだ。
他の女性がどんなペースで、どんな自慰をしているのか、知るわけもなく。
これが多いのか、少ないのかは不明…。
それ以外は毎晩、クリトリスを触ってしまう蓮美。
ショーツ越しに爪先で引っ掻き、クリトリスが勃起するまで、ジワジワと楽しむ。
次第にショーツには染みが広がる。
左手で皮を剥きあげ、右手でクルクルと円を描くよう撫でたり、上下に擦ったり、人差し指と中指で挟み、揺らしていく。
ジンジンと腰から足先まで痺れ、背中を仰け反らせていく。
しかし、いつも終わりが見えず途中で疲れ果て、終了してしまうのだ。
でも、その日は違った。
背中を仰け反り、言葉にならない気持ち良さと、物足りない切なさ、必死にクリトリスを、ぬちゅ…ぬちゅ…擦る手を加速させていく。
じんわり汗が滲み熱を帯びて、快感の波が大きく押し寄せる。
その瞬間、無意識に身体がビクンと波打ち、初めてクリトリスでの絶頂を迎えたのだ。
1度身体が覚えてしまえば、終わりがないと満足しない。
今ではクリトリスだけで、絶頂する度に潮吹きまでもしてしまう。
あっという間に潮吹き体質になり、敷いたバスタオルは、必ずビショビショになってしまうのだ。
以外にもこの問題は、あっさり解決する。それは犬用のトイレシート。
蓮美家は犬を飼っていた為、トイレシートがあっても不自然では無い。使い終われば捨てるだけ。まさか使用済みのトイレシートを、ゴミ箱から漁る人間はいない。
そんな性活の中、
恋人に突然「アナルSEXをしてみたい」と言われたのだ。
指を挿入されたことはあっても、最後までしたことがない蓮美。
もちろんアダルト動画で、見たことはあるだろう。
「アナル処女は俺にちょうだい。初めてが欲しい。」
恥じらいながらも「初めてが欲しい。」という言葉が嬉しい蓮美。
痛い場合は無理をしない約束で、後日することになったのである。
しかし蓮美は不安だらけだった。
(…場所が場所なだけに、もしアレが付いてしまったらどうしよう?臭いがしたら?…)
ニューハーフの友人からアドバイスを受けることに…。
アナルSEXする前に、シャワーや浣腸でキレイに洗い流せば、心配ないとのことだった。
幼少期に女の子同士で「えっちごっこ」をしたり…
ニューハーフの友人とオープンな下ネタ話をしたり…
これからアナルSEXにチャレンジしようとしたり…
(…性別とか性に関することが、一般的な人より自分は固定観念がないような?…)
タイミングとキッカケが無いだけで、きっと女性相手でもSEX=レズが、出来る気がしていたのだ。
(…思えば、今までの彼氏大半に、当時「今日はしない。」と断られたことも多く、むしろSEXのはじまりは、いつも自分がアクションを起こしていて、男性に悶々と誘われた記憶がない。…)
やっぱり人より倍、性欲が強い。
そんなことをグルグル思い返し、考えていたのだ。