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夢を見るころ
【女性向け 官能小説】

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「はぁぁ?何をいきなりいうの?
駿!なんなの?この人は!あんたなんでこんな人つれてくるの?
説明しなさいよ!花の話だって言うから来たのよ!
駿!ってば!」

夢、ネコが完全に逃げたな。

「夢。落ち着いて」
「はぁぁぁ?何言ってんの?あんたバカなの?仕事のし過ぎ?」

それでも隣に座る夢をなだめた。

「一目ぼれなんだ。真面目に言ってる」
興奮している夢をしり目に、落ち着いて笑顔を崩さずに篠塚さんが言ってのける。

わなわなと震えだす夢の爆発を覚悟した。
その時、ほかの席で飲んでいた秘書課の新人の女の子が
酔った感じでこちらの席に来た。

「篠塚主任。楠さん。向こうで一緒に飲みませんか?」

ああぁ〜・・・
これは火に油を注いだことになる・・・
会社外の夢がいると知りながら、会社のメンバーの飲みと合流しませんかとは
夢にとって失礼極まりない。と感じるだろう。

事実そうなんだけど。

しかも、この子の甘えるような酔ったような誘い方。
夢の1番嫌いなタイプだ。

「ごめん。大事な話をしてるんだ」

篠塚さんが冷たく返事をするけど
その女の子は酔ってるのか?実は気が強いのか?
それでも食い下がった。

「えぇ〜いいじゃないですかぁ〜」

この甘えた言い方に、隣の夢の堪忍袋がプチッと切れた音がした。

「ごめんなさい。こちらは大事な話をしているの」
「ええ〜どんな大事な話ですかぁ?で?どちらさまですかぁ?」

「篠塚さんの彼女よ。どこの部のお嬢さんかしら?」




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