声に惹かれゆく-8
〜声に惹かれゆく〜8
「ごめん。もう限界…。」
「はぁ…はぁ…」
呼吸を整えきれていない椿を余所に、さらに腰と呼吸を荒げ、速めていく…
(パンパン!パンパン!パンパン!)
「っ…ん…」
(パン!パン!)
「うっ…」
全身に鳥肌が立ち引き抜くと、すかさず上下させ、お腹を狙い定めた。身震いをし飛び散らしたのだ。
びゅるっっびゅっぴゅっ…
「はぁーはぁーはぁー」
「椿?大丈夫…?おい?」
椿の様子を伺うと、少し間を空け口をひらいた。
「うん…しちゃったね…。ゴムくらいつけてよバカ!」
(…え?怒ってる?!…)
「…でも。初めて男の人にイカされた…。」
後悔することより今は…
女としての喜びを体感したことに、感動しているのである。
(…ほっ。)
安緒を表情を浮かべる蓮。
「で!俺と隆二くん、どっちが上手かった?」
いつもどおりの弟の顔。
言葉より先に手が「バシッ」と返ってきたが、いつもより弱々しく感じた。
「比べれない…蓮が凄かった///」
抱かれ…
姉ではなく女の反応である。
「おし!おいで!かわいーな」
素っ裸で悪戯っ子のまま抱きつく蓮。
気がつけば夜中の3時。
後悔する時間もなく…
その日は何年ぶりだろうか、
一緒に蓮のベッドで、すぐに眠りについたのだ。
〜To be continued〜