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ヌードモデルは堕落のはじまり
【調教 官能小説】

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居酒屋での狂宴-1

 早紀は指定された居酒屋に到着した。大学生やサラリーマンのグループでがやがやと騒がしい店だ。
「お、桃井やっと来たか。おせーぞ。こっちこっち」
 佐伯くんに手招きされて座敷の個室に入る。先週の三人以外にも元クラスメイトだった男が集まっている。早紀は眼でさっと数えた。全員で八人。
「桃井をカラオケで脱がせて触ったりフェラさせたことを自慢したら、みんな羨ましがってさ。ここに呼ぼうって盛り上がったんだ。ヌードデッサンのときの写真も見せたよ」
 元クラスメイトたちはにやにやと早紀のからだを上から下まで観察している。
 ――ああ、ここにいるみんなが、あたしの恥ずかしい一面を知ってるんだ。全裸でM字開脚してる、おっぱいもあそこも丸見えの写真を見られたんだ……。

「高校のころはけっこう高嶺の花っぽかったのにな。いまじゃだれにでも裸を見せるビッチなんだ」
「おれのションベン浴びた人間便所だからな。高嶺の花どころか最低ランクの女だよ」と出っ歯がオランウータンみたいに歯を剥き出しにして笑う。
「さっきまでヌードモデルやってたんだろ? 今日はどんなポーズとらされたんだ?」
「ええっと……裸で、四つん這いに……」
「ここで再現しろ」
 早紀はコートを着たまま四つん這いになろうとした。
「ちゃんと裸になれよ」
「え、ここで脱がなきゃいけないの……?」
 居酒屋の座敷はロールカーテンで目隠しされていて、個室としてはかなり心許ない。ロールカーテンのさきの廊下には客や店員が行き来しているし、両どなりの個室にも客がいるし、それにいつ店員が入ってくるかわからない。

「ひとが入ってきたら隠してやるから、安心しな」
「で、でも」
「お前の全裸写真、ボタンひとつでフェイスブックにアップできるようになってるんだ。つぎ口答えしたら、そのときは全体に公開するぞ。お前の名前や大学名や電話番号もいっしょに公開してやろうか?」
「わかりました……」
 早紀はコートのボタンに手をかけた。コートを脱ぎ、モヘアのニットとタータンチェックのスカートというすがたになる。
「うわ、服のうえからでもおっぱいのでかさがわかるな」
「もたもたしてないで早く脱げよ」
 ヌードデッサンという大義名分がある場で脱ぐのとは違い、居酒屋で脱ぐという異常事態に、早紀は緊張していた。となりの個室にいる大学生グループの女の子たちが笑う声が聞こえる。
 ニットの裾を持ち上げ、頭から脱ぐ。ブラジャーに包まれたボリュームのある胸と白い谷間がお目見えした。

「うっわー、たまんねー!」
 元クラスメイトのひとりが後ろから抱きつき、胸を鷲掴みにした。
「きゃっ! いや! だめ!」
 ブラジャーのわきから手が侵入し、乳房を荒っぽく揉む。指さきが乳首をとらえ、摘まんだ。
「んっ! はぁんっ!」
「声出すとまわりに気付かれるぞ」
 そう囁かれ、早紀はあわててくちびるを噛んだ。
 手が四方八方から伸びて、早紀の肌をまさぐる。あっというまにブラジャーを外され、スカートを脱がされ、ショーツをはぎ取られた。


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