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第三の性〜少女性愛者への贈り物
【ロリ 官能小説】

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神話と昔話と馬鹿騒ぎ-5

「何か温かいものでも作るか。」
島田はそう言って立ち上がり、マリーナに手伝わせて簡単な鍋料理を拵えることにした。
「あたしにも島田さん、はいれましたか。」
島田のほうは見ずに、小学生の明るい声でマリーナが聞いた。
「うん。中が伸びるみたいだった。」
「気にしないでときどき入れていいですよ。あたしも、あるものは使わないと。」
他人事みたいに言った。性行為ではないのだなと島田は思った。
鍋が出来ると、改めて飲み直し、ということになった。カーチャは横になっていた。島田がもう一本、赤ワインを持ってきた。
「ロリコンに乾杯!」
マリーナがグラスを挙げて言った。
「ロリコンて言うな。ウィルギニズムに乾杯!」
島田が言うと今度はカーチャがむっくり起きて
「人類に乾杯!」
と言った。杯を交わした後で、いいモデルの女の人、来るのかなとマリーナが呟いた。

焼津の絵は順調に進んでいった。こんなに息が合って仲のいいモデルはいないと、焼津も描きやすいようだった。
島田は、佇むマリーナとカーチャの脇に座るポーズを取り、見た夢のことを考えた。彼女たちに心で傅いていた。その敬虔な思いはアトリエに雰囲気として漂い、焼津の筆をまた進ませた。この絵を完成させることになる女性のモデルを皆待ち遠しく思っていた。


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