胸騒ぎのカラオケルーム-3
「なんでこんなに色素が薄いんだよ。いままで百人以上のま×こを見てきたけど、こんなきれいなのははじめてかも」
佐伯くんの細長い指が伸びて、性器の上部の皮を持ち上げた。剥き出しになったクリトリスを、指の腹でひと撫でする。
「あうっ！ ああああああっ！」
すさまじい快感が早紀を襲った。目が眩み、またもや全身を痙攣させて暴れる。
「またイッたのか。ほんとにエロい女だな」
佐伯くんは手を休めることなく、クリトリスに刺激を与え続ける。出っ歯は早紀の乳首を舐め、舌で転がし、軽く噛む。
「ああーっ、すごいぃ！ だめぇ……やぁんっ、ぐむうぅ――」
早紀は快感の海のなかで、わけがわからなくなっていた。からだをよじり、ひたすら甘い声を上げる。
「すげえ、どぷどぷあふれてきてる」
「桃井、聞こえる？ このびちゃびちゃって音」
「マイクで音を拾えるかな」
スキンヘッドがマイクを早紀の股間に近づけた。ぐちゅ、ぶちゅ、ぬちゅ、という音が部屋じゅうに反響する。
「いやっ、恥ずかしいっ」
「マイク突っ込んでもいい？」とスキンヘッドが訊いてきた。
子どもの握りこぶしほどの大きさがあるマイクの頭を見て、早紀はぎょっとした。
「無理！ そんなの入るわけない。裂けちゃう！」
「平気平気。赤ちゃんが出てくる穴なんだから。これだけ濡れてたらちょろいって」
「平気なわけないでしょ！」
「じゃあさ、マイクと指、どっちを入れてほしい？」
「ゆ、指なら……」
「指入れ、オッケーいただきました！」
佐伯くんはクリトリスをさすっていた指を滑らせ、襞のあいだの狭い隙間に差し込んだ。
ずぶずぶと、指が埋まっていく。
「んん、痛い……」
経験が少ない早紀の膣には、たった指一本でもすさまじい異物感があった。
「うわっ！ きついな」
佐伯くんは指を乱暴に出し入れする。
「痛い……痛いよ……」
早紀は眉間にしわを寄せ、膣を蹂躙される痛みに耐えた。
「そろそろこっちも気持ちよくしてもらおうぜ」
そう言って出っ歯はチノパンとトランクスを下ろした。早紀の顔にまたがり、膨らんでかたくなっているペニスをつやつやしたくちびるに押しつける。早紀は厭がって暴れたが、むりやり口を開かされた。熱く脈打つものが口内に入っていく。
――ああ、これが人生はじめての、フェラチオなんだ……。
「こら、歯を立てるな」
出っ歯に頬を軽く叩かれた。早紀は怯え、必死に舌をペニスに絡ませる。
「へただなあ。もっと深くくわえろ」
喉の奥までペニスを突き立てられ、早紀はえずいた。だが出っ歯は容赦せず腰を振る。
「むぐっ、んっ、ぐうぅ……」
「おれらも手でやってもらおっか」
佐伯くんとスキンヘッドも下半身を剥き出しにし、早紀の手を掴んで自分のものへ導く。早紀はしぶしぶそれを握った。びくんびくんと脈打つペニスを両手に感じている。
――ああ、あたし、三本のペニスを扱ってる。こんなことが自分の身に起こるなんて。でも、これで満足させられたら、それ以上のことはされないかも……。