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ヌードモデルは堕落のはじまり
【調教 官能小説】

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胸騒ぎのカラオケルーム-4

「カリのところを舐めろよ、へたくそ」
「もっと強くしごけ」
「我慢汁をまわりにこすりつける感じで」
 早紀は男たちの指示に懸命に従った。そのあいだも、男の手がかわるがわる早紀の乳房や性器を弄っている。
「んんっ……んふぅ、むぐぅっ! あぐっ!」
 ペニスでふさがれた口から、くぐもったあえぎ声が洩れた。

 ふいに出っ歯が腰を上げた。早紀の口からペニスが離れる。
「ビール呑みすぎたせいでションベンしたくなった。トイレ行ってくる」
「ここで出せばいいじゃん。桃井の頭のうえからジョジョジョー! って」
 佐伯くんが笑いながらとんでもないことを提案した。
「おっ、いいねそれ」
 出っ歯は相槌を打って早紀の背後に立つ。
「いまから桃井さんをションベンシャワーできれいにしちゃいまーす!」と宣言した。
「え、冗談だよね? やめてやめて」
 早紀は逃げようとしたが、佐伯くんとスキンヘッドに抑えつけられた。
「こら、逃げるな」
 毎日トリートメントとブローを欠かさない栗色のセミロングの頭に、ぺとりとなにかをのせられた。ペニスの重み。あまりのおぞましさに、早紀は全身に鳥肌が立つのを感じた。
「いや、やめて、おねがい。なんでもするから、それだけは。おねがい」
 早紀は弱々しく懇願したが、ペニスは頭にのったままだ。
「ションベン! ションベン!」と佐伯くんが囃し立てる。
「うわ、やべえ、マジで出る!」
 出っ歯が笑いながら叫んだのと同時に、早紀は熱いしぶきを頭頂部に感じた。黄色い液体は勢いよく降り注ぎ、顔や腕や乳房を濡らしていく。つんと鼻を刺すアンモニアのにおい。あっというまに早紀は全身尿まみれになった。

「うそ……うそでしょ……こんなのって……」
 早紀は自分に起こったことが信じられなくて、呆然と呟いた。ぽたぽたと前髪からしずくが垂れて、視界を流れる。

「うわ、マジでやりやがった。きったねー! くっせー!」
「時間経ったらもっと臭くなるだろうから、さっさとヤろうぜ」
「だれから挿入する? じゃんけんで決めるか?」
「べつに順番決めなくてもいいっしょ、三人で同時に入れれば」
「そっか。ま×こと口とケツ穴か」
「おれ、アナルな」スキンヘッドが手を上げた。
「お前、ほんっとーにアナル好きだよな。このあいだもナンパした処女中学生、ま×こ無視してアナルばっか掘ってただろ」
「すごい声で泣き叫ぶし肛門が裂けて血が出るし、あのときはたいへんだった」
「あの子、ちゃんと口止めして解放した?」
「いや、気絶して無反応になったから河原に捨ててきた」
「……まさか死んでないよな?」
「そうかんたんに死なないっしょ。ニュースにもなってないみたいだし」
 会話の恐ろしさに早紀は身震いした。だが、男たちは話に夢中になっていて早紀のほうを見ていない。逃げるならいましかないだろう。

 早紀はコートだけを掴んで、全裸のままカラオケルームのドアへ走った。
「あ! 待てお前! こら!」
 足首までズボンと下着を下ろしている男たちは、すぐに追いかけることはできない。
 部屋を出た早紀は非常階段を無我夢中で駆け下りた。


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