投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

悪徳の性へ 
【学園物 官能小説】

悪徳の性へ の最初へ 悪徳の性へ  33 悪徳の性へ  35 悪徳の性へ の最後へ

〜 尻字 〜-2

「静聴。 第3姿勢」

「「……っ」」

 生徒達が一斉に足を肩幅の倍ほどに開き、腰を太ももが水平になるまで落とす。 脇を開き、両手を頭の後ろに組み、顔をあげて胸をはる。 いわゆる『がに股』の直角版だ。

「これから自己紹介をしてもらいます」

 順番が前後したが、クラスのスタートは自己紹介と相場は決まっている。

「自分の番がきて私に呼ばれたら、教壇にのぼり、黒板にむかって『第7姿勢』をとりなさい」

 第7姿勢とは、足を肩幅に広げ、手は腰にあて、上半身を15度前かがみに曲げる姿勢だ。 その上で背中を逸らせ、頭頂は股間の真上にくるように保たなくてはいけない。 尻を背後につきだすこの姿勢は、一見すると楽にみえるが、中々どうして辛い姿勢である。 講義中に一息つかせる際などに使用する。

「自己紹介ですから、顔は生徒席に向けなさいね。 紹介する内容は、そうねえ……」

 考えるフリ。 もちろん最初から決めている。 ある程度独創性を試しつつ、しっかり自分の本質を確認してもらえれば、と思っている。

「自分の『もちもの』を『ひらがな3文字』で正直に紹介してもらいましょう。 例えば『きれい』とか、『あまい』とか、形容詞でも名詞でも構いません」

 私が『もちもの』と表現するとき、それは少女たちが股間に備えた生殖器官だ。 オマンコ、まんこ、ヴァギナ、膣という表現であらわされる代物だ。 内臓を外気に晒していることから女性の露出本性の証拠でもあり、淫らではしたなく、口にするのも悍(おぞ)ましい場所だ。

「「……」」

 生徒の半分ほどは、驚いて視線を彷徨わせた。 他の反応が気になるんだろう。
 残り半分は一瞬戸惑いをみせるも、すぐに私に視線を戻す。 

「無駄口はいりません。 しっかり掛け声でリズムをとり、『尻字』で表現するんですよ」

「「……!!」」

 さきほど私に視線を戻した生徒のうち、半分は視線を彷徨わせる。
 残り半分は一瞬戸惑いをみせるも、改めて不安そうに正面を向いた。 意味は分からないながらも、せめて前を向こうという意思の表れだろうか。 22番もその中の一人だった。

 『尻字』をどれくらいの生徒が知っているだろうか。
 私が幼年の頃は、遊びで失敗するとよくやらされたものだが、最近めっきり見なくなった。
 最初にお題を決める。 そして題にそった言葉を尻の動きで文字にするのだ。 ただ単に空中に尻で文字を書くわけではなく、自分で調子をとって、

 『○○○の○の字はど〜かくの? あ、こ〜書いて、こ〜書いて、こ〜書くの』

と言いながら尻を振るのがルールになっている。 当時はもちろんスカートを穿いて尻を振らされた。 お尻を人前で振るだけでも恥ずかしく、スカートから下着が見えないよう、どうしても小さい動きになって、それをまた囃し立てられた思い出があある。

「できなかった者は、できるまでやり直してもらいます」

 私は教室を見渡した。 
 ほぼ全員が咄嗟に視線を逸らす。 最初のとっかかりが一番様子が分からないし、失敗する可能性も高いから当然だろう。 堂々と目を合わせたのは、教室の35名中で彼女一人だった。

「22番。 教壇にきなさい」

「……! ハイ、インチツの奥で理解します!」

 改めて、滑舌のよさに感心する。
 躊躇うことなく前にでると、22番は教壇に手をかけ、あっさりとよじ登った。 直立した膝小僧が私の正面に、黒棒で拡張された膣口が頭上にくる。 そのまま第7姿勢にうつり、顔だけひねって後ろを向いた。


悪徳の性へ の最初へ 悪徳の性へ  33 悪徳の性へ  35 悪徳の性へ の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前