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僕はパンティ
【フェチ/マニア 官能小説】

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青葉ちゃんのオマ×コ-1

 僕はパンティだ。

 ナイロン地の純白でデザインはシンプル。
 縁のフリルが可愛い。
 今日もランジェリーショップの店先で誰かが買ってくれるのを待っている。
 買ってくれるのは、出来れば、可愛い子がいいな。
 しかも清楚で純粋無垢な子。
 だって僕の色やデザインは、そういう女の子向けなんだから。

 運命の日はやって来た。
 隣のヒョウ柄から「お前、今日あたり買われるんじゃね?」と言われたが、僕もそんな気がしていた。

 最初に僕を手に取ったのは、スーパーの袋からネギが飛び出ている、買い物帰りの中年のおばさん。
 ううっ、勘弁してよ! 僕はあなたには似合いませんよ!
 だって、きれいな熟女美人ならまだ許せるけど、完全におばさんなんだもん。
 それに、おばさんはお腹もお尻も太ってダブダブで、僕のサイズだと絶対に穿けない。もし、穿いたらビヨ〜ンとのびて破れちゃう。
 おばさんもそのことに気がついたのか、あきらめて他に行った。

 次にやって来たのは、太ったオトコだった。
 おいおい、男のくせによくランジェリーショップに入って来れるな。
 それに手に取ってしげしげ見るなよ! おそらく僕を穿くつもりだろうけど、無理! 絶対に無理!
 太ったオトコも穿けないと気づいたのか、僕をもとに戻して他に行った。

 三番目にやって来たのは、制服のよく似合う可愛い女子高生だった。
 肩までのばしたサラサラした黒髪。まだ、幼さを残しているが、顔立ちが整っている。
 清純そうで純白のパンティ、つまり僕が一番似合いそうな子だ。
 絶対にこんな子に買ってほしい。
 フックに吊り下げられていた僕は体を揺すってアピールした。
 彼女は迷っている感じだった。
 明らかに僕に興味があるようだったが、他もいろいろ探して考えている。可愛い柄物とかフリフリのフリルのいっぱい付いた物とかカットの大胆な大人っぽいやつとか。
 ダメだよ、そんなの! 僕じゃなくちゃ!

 すると、店員の河野早紀さんが女子高生に話しかけてきた。
「どのような物をお探しですか?」
 早紀さんは明るくて元気な評判の店員さんだ。僕たちパンティ仲間でも人気があって、彼女に穿かれたというやつはたくさんいる。
 女子高生はちょっと顔を赤らめ、うろたえて返事をした。
「すこし大人っぽいものを探してるんですが、よくわからなくて……」
「大人っぽいものなら、こちらの方がたくさんありますよ」
 早紀さんは奥のコーナーの方に促した。
 だが、女子高生は、さすがに抵抗があったらしい、顔をこわばらせて躊躇した。
「もしかして彼氏ですか?」
 早紀さんは、女子高生に彼氏ができて、勝負パンツを買いに来たと考えたらしい。
「いえ、そういうわけでは……」
 女子高生が否定したにもかかわらず、早紀さんは「お客様と同じくらいの年齢の男性が喜びそうな品物と言ったら」と陳列棚を見まわし、薄いピンクのフリル付きや淡いブルーのハイカット、可愛い赤の柄物などを取り出して並べてみせた。
 ちょ、ちょっと、僕を忘れてもらっちゃ困るよ!
 そんな僕の叫びが通じたのか、早紀さんは最後に「何だかんだ言って男性は白が好きですから」と言って僕を手に取った。
 よし、早紀さん、グッジョッブ!

 その後は思い描いたとおりになった。
 もともと関心を持っていたせいもあって、彼女は僕を選んでくれた。
 たたまれて包装袋に入れられ、学校の鞄の中へ。
 教科書やノートにはさまれて、すこし窮屈だ。
 彼女が歩くたびに揺れる。電車の音も聞こえる。


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