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鬼畜の愛
【ロリ 官能小説】

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鬼畜の愛-5

 それから1年後、14歳の夏休みのことだった。
お昼頃、いつもの通り宮部と食事をしていると玄関が荒々しく開いて母の声がした。宮部が立っていくと母のきつい調子の言葉が聞こえてきた。

「あんた、うちの娘にいったい何してるのよ」
宮部がぼそぼそと答えていたがよく聞き取れない。
「何もしてないって、うちにある下着はあんたが寄越したんでしょう?何なのあれ、中学生が着けるものですか?ちょっとおかしいですよ。娘に何したのよ」

 この1年、たくさんの下着をもらっていた。色も様々で、ピンクやブルー、黒、中にはその種の趣味としか用途のないすけすけのパンツまであった。それらはすべて宮部が洗濯してくれていた。母にばれないように引き出しの他の衣類の下に入れておいたのだが、何か探し物をしていたか、母に見つかってしまったようだ。

「何か悪さしたんじゃないでしょうね。勉強教えるなんて言って、毎日毎日。場合によっちゃ訴えますよ」
「それは構いませんが、その前にお話しましょう」
これははっきり聴こえた。
「話って何ですか。ここでお風呂に入ったり、下着をあてがったり、中学生の女の子が入り浸って、おかしいでしょう。勉強教えてもらって感謝してますけど、何か、変ですよ」
「ですから、お話しましょう」
そのあと、宮部と母の声が低くなり、何を言っているのか聴こえなくなった。

「間もなく母に呼ばれ、アパートに戻っているように言われました。1時間ほどして帰ってきた母は先ほどの見幕が嘘のように穏やかな顔をしていて、あたしをじっと見下ろしてから口元をほころばせて言ったのです。宮部さん、いい人だよ。もっと勉強みてもらいな。もっと成績よくなるってよ」
 母は懐に茶封筒を抱えていた。

 宮部と母がどんな話をしたのかわからない。宮部は何も言わなかった。
数日後の土曜日、珍しく母がやさしい声で、
「文香……悪いんだけど……」
明日、仕事先の慰安旅行で帰れないのだと言った。
「女の子一人心配だから迷ってたんだけど、いろいろ付き合いもあるからね……」
申し訳なさそうな顔をみせてはいたが、その目は嬉しさが滲んで見えた。
「いいよ。留守番してる」
少しも淋しいとは思わなかった。ふだんだっていないようなものだったから。
「それでね。やっぱり心配だから宮部さんに相談したら泊めてくれるって言ってくれたのよ。その方があたしも安心だし、お前だって、勉強はできるし、いいだろう?」

「慰安旅行っていってたけれど、たぶん男だったと思います。翌朝早くあたしが寝ているうちに母はそっと出て行って、窓から見たら小走りになり、通りの角に止まっていた白い車に乗り込みました。どんな男か、知りません。何人もいたのかもしれません。電話はけっこうありましたから」

 でも、そんなことはどうでもよかった。宮部の家に泊まる……むやみにそのことが嬉しかった。一晩中彼のそばにいられる。何をしようという思いはなかった。ただ、小さな予感というか、あるいは期待めいたものが早春の風に揺らぐ蕾のように胸に生まれていた。それが何なのか、よくわからずもどかしかったが、悦びに通じるということだけは確かな感覚があった。

 その夜、宮部はいつもの冷静さを保ちながらも、異様に輝く眼差しを注いできた。まるで瞳の深い底に得体の知れない生き物でも潜んでいるような、不気味さがあった。

「笑顔はなく、怖いような宮部の目でした。しかし怖かったのではありません。心の高ぶりは、何があっても宮部の為すがままに従う熱い想いに満ちていた証しでした」
(セックス)という言葉が浮かんだ。

「お風呂から出たあたしは裸のままベッドに導かれ、しばらくの間彼の視線を浴び続けました。全身を舐めるように見つめている。見られていることで体が熱くなったのは、いま思うと疼いていたんですね。男の目に貫かれたんです」

 ゆっくり宮部の顔が迫り、初めて唇を重ねた。
(キス……)
温かな宮部の唇、におい、吹きかかる息。そのまま動かない時間はどれほどだったのか。離れた唇は耳たぶを挟み、囁いた。
「文香さん……美しい……」

「あたし、目を閉じて、酔いました。何か言おうとしたのですが声がでませんでした。その後、宮部の唇と舌はあたしの体をついばみ、舐めていきました。それは丹念に、点描画を描くみたいに……」

 脇の下や首筋など、くすぐったかった部分に触れられると心地よさに変わっていた。まだ仄かな感覚ではあったが、舌の感触が肌に沁み込んでいくようだった。
 乳首を含まれた時は不意の硬直が走った。見えない糸が局部と繋がってピンと張りつめたように快感が連動したのである。
「うう……」
思わず呻いていた。瞬時の鋭利な感覚だった。

「この夜、あたし、すべてを舐められました。何かがふっ切れたような刺激を受けたのは、お尻を舐められたことでした。……肛門です。そんなところ、舐めるなんて思いもしなかったんです……」
 
 後ろ向きに四つん這いにさせられて、お尻を上げるように手を添えられ、
「じっとしているんだよ」
宮部の低い声が聞こえた。
 尻の丸みに舌が張り付き、ねっとりと這っていく。掌も撫で回してくる。
(お尻の穴が見られている……)
それはとても恥ずかしく、しかし、逃げることも出来ない快楽に体が動かなかった。そして、舌先が孔につんと触れた。
 

 
 




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