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〈熟肉の汁〉
【鬼畜 官能小説】

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〈脈動〉-19

『んふッ!!……むふぅ…ぐふうんんッ!!』

「む"ぅ"!?ん"ん"ん"ん"ッ!!!」


真っ赤に焼けた鉄球でも放り込まれたように、恭子の下腹部の中心は火傷のような痛みに襲われた……久方ぶりに感じた沸騰する遺伝子は、強姦魔の意思に忠実に子宮の中を泳ぎ回り、姦された女という文字の刻まれた焼き印を、その胎内に焼き付けていった……。



『ハアッ…ハアッ……奥さん…ハアッ……奥さんは僕を“受け入れて”くれたんだね?ハアッ……嬉しいよ…大好き……』


男は息を乱しながらも達成感に満たされた微笑みを浮かべ、膣内射精にうちひしがれている恭子の前髪を掻き上げると、そこに曝け出された丸い額に口付けをした。

薄気味悪い笑顔は一向に離れず、ねちねちと額や頬に唇を押し付けてくる……その“理由”に恭子が気付いた瞬間、全身は雷に撃たれたが如く衝撃が走り、カッと見開かれた瞳は宙をさ迷って視界は歪んだ……。


男が恭子を離さないのではない。
恭子が男を離さないのだ。


髪を毟ろうと伸ばしたはずの両手は男の首に抱き着き、滅茶苦茶に蹴り上げていたはずの両足は、足の甲を擦り合わせて踏ん張り、男の胴体を必死になって挟んでしまっていた。


(嘘……う…嘘よ…嘘よぉ……)


妊娠への恐怖は確かにあった。
だが、暴力的な性行為にすら火照った肉体は肛姦では満足せず、お預けを喰らいっぱなしだった秘穴への性暴行に、まさに淫らに狂って貪欲に喰いついたのだ。


『奥さん、そろそろ旦那さんが帰って来ちゃうよ?僕が“奥さんの”拭いてあげる……』


男はゆっくりと立ち上がると、ティッシュペーパーを抜き取って恭子の股間に手を伸ばし、溢れ出てくる〈汚れ〉を拭いていった。


「……んあ…ッ」


だらしなくも足を放り、強姦魔に股間を開放して精液と牝汁を拭かせている……秘豆にティッシュペーパーが擦れ、思わず切ない声をあげる姿が、今の恭子の全てを物語っていた……。


『いろんな男を引き込んでるコトは、旦那さんには黙っててあげるから……ね?』


ぐったりとして動かない恭子にパジャマを着させ、無意味な気遣いを残して男は消えた。
部屋に残されたのは、強姦魔の集団に“どうしようも無い身体”にされた人妻だけである。


勃起の止まない乳首と秘豆は、微かな衣服の擦れにも敏感な反応を示してしまうし、秘穴はまだまだ《男》が足りないと汁を溢れさせ、駄々を捏ねて困らせている。


今夜、耕二に抱かれ、この汚れきった身体を宥めて貰い、身体と心に刻まれた忌まわしき記憶を全て消し去ってしまいたいと思うも、あの男達に幼器にされてしまった股間を、まさか見られる訳にはいかない。


「……嫌だ……こんな…こんな身体……」


もう涙すら流れない。
あの男達に罵られた言葉通りの《女》にされ、沸き上がる悔しさと自己嫌悪に茫然自失になりながら、恭子は布団の中に潜り、もう元には戻らないであろう身体を丸めて自らを抱き締めた……。


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