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堕ちていく人妻
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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第15話-1

〜第15話〜

「おっ、来たようだな・・それにしても少し早い・・な」
「誰が・・、来た・・の?」
美香の不安交じりの質問には答えず、斉藤は玄関へと向かいドアを開けた。
愛撫を中断されただけでなく、来客とあってはその先に及ぶ事もできない。
美香は来訪者がすぐに用を済ませて帰ってくれる事を祈った。

「お待ちしてましたよ。さぁ、どうぞ」
「ちょっと早く来すぎてしまったけど・・大丈夫かな?」

玄関越しの会話が美香にも聞こえてくる。
斉藤の口調、そして相手の声を聞く限り斉藤よりも年上だという事は簡単に推測できた。
さらに、この来訪は突然ではなく約束されたものだという事もすぐに理解できた。

「ならば・・なぜ?」
美香は呼ばれたのか。仕事の相手が来る時に呼ばれた事など一度もなかった。
ましてやこれから盛り上がろうとしていた時に。
「早く来すぎた」という相手の言葉は、約束の時間は何時間も後の事だったのか。

「いえいえ・・もう準備も整ってますから。大丈夫ですよ。さぁ。上がって下さい」
さらに斉藤の口から意味がわからない言葉が飛び出し、益々混乱する美香の元へ
斉藤と来訪者が現れた。

「仕事の邪魔だからもう今日は帰れ」と言われるに決まっている。
ただでさえ、機密事項の多い職種だけに部外者は必要ない。
またいつ呼ばれるかわからない苦しみを味わいながら、連絡を待つしかなかった。

せめて近づいてくる男が約束の時間通りに来ていれば・・・今頃は・・・
そんな恨み事さえ考え俯いていた美香に斉藤から予期せぬ言葉が発せられた。

「美香、顔を上げるんだ・・下を向いてたら紹介できんだろう・・・」
美香は言葉の意味を理解する間もなく、斉藤に言われるままゆっくり顔を上げて恨めしい相手を見た。

年齢は50歳を過ぎた頃くらいだろうか、斉藤よりもやや太めの身体にグレイのスーツ姿。斉藤との接点など見当もつかない程、真面目で人の良さそうな顔立ち。
会社の上役といった印象だった。

「美香、この方は槇村さんだ。ちゃんと挨拶をしなさい」
「初めまして、美香さん。やぁ、ようやくお会いする事ができました」

槇村と紹介された男は美香をじっと見て、ニッコリと微笑み軽く会釈をした。
落ち着いた渋みのある低い声、まっすぐ向けられる笑顔にさっきまでの恨み事など一瞬で吹き飛んだ。
「は、初めまして・・美香と、申します・・」

相手に失礼のないよう深々と頭を下げ、もう一度頭を整理した。
槇村という男の口ぶりからすると斉藤ではなく私に会う為にここに来た。
斉藤は槇村に会わせる為に私を呼び寄せた「なぜ?なんのために?」

考えたところで答えがでるわけではない。
今は斉藤と槇村。二人の成り行きを見守るしかなかった。
「それにしても・・写真で見るよりずっとキレイだ。それに・・服装も可愛い。
私好みだよ。斉藤くん」

「そう言って頂けると・・嬉しいですよ」
斉藤も嬉しそうに返事をする。
「き、キレイだなんて・・恥ずかしいです・・」
美香も面と向かって言われ恥ずかしさと同時に嬉しさもこみ上げ、再び俯いた。

「ふふっ・・恥ずかしがる姿も、また可愛らしいね・・」
斉藤とは違う、いやらしさを感じさせない口調に顔を見る事ができなかった。

未だ、紹介された理由もわからないまま、斉藤と槇村はテーブルに着き、美香も
3人分のお茶を入れた後、斉藤の隣。槇村の向いに座った。

しばらく二人の談笑を聞いていた美香に槇村の口から驚きの言葉を耳にする。
「ところで斉藤くん。そろそろ・・美香さんが本当に君の言いなりなのかを・・
知りたいんだがね」
「あぁ、そうでした。いいですよ。下着も・・槇村さん好みにしてますから・・
確認してみますか?」

急に自分の事が話題になったと思った矢先に信じられない会話が次々と進んでいく。
「そりゃあ、もちろん。その為に来たんだからね・・」
「あの・・ちょっと・・」
何とか二人のやり取りを止めようと試みるも、斉藤の一言には逆らう事もできなかった。

「ほら、美香。槇村さんがお前の下着を見たいって言ってるんだ。椅子じゃなくて、
ここに膝立ちしなさい」
コンコンと人差し指の第2関節でテーブルを軽く2度叩き、美香を促した。

美香にもようやく斉藤に呼ばれた理由。そして時間差で槇村が来た理由がハッキリした。
「目の前にいる初老の男に調教の成果を見せつける為」美香はそう確信していた。


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