第15話-4
「アンッ・・あのっ・・実は・・」
斉藤には聞こえないような声で話を続ける。
「雅彦さまは・・あの・・違うんです・・」
美香の答えにさらに質問をぶつける。
「その指輪は・・結婚指輪・・だよね?」
巧みにブラのホックを外し露になった胸、さらには興奮でツンと尖った乳首を指で転がす。
「んっ・・そうですっ・・がぁ・・アンッ・・私には別に夫が・・ンッ・・アッ・・」
「おやおや・・これは・・じゃあ、旦那さんには内緒で・・斉藤くんに・・?」
美香の返事に今度は槇村は興奮しさらにしつこく質問をしてくる。
「アンッ・・はぁっ・・そ、そうです・・」
「真面目そうな人なのに・・旦那じゃ満足できなくて、斉藤くんに調教されてるんだね・・?」
槇村の指から与えられる快感と斉藤の視線。さらにネチネチとした質問に理性は奪われ興奮が増してくる。
「はぁっん・・はいっ・・そうです・・主人では・・満足できなくて・・」
興奮のあまり赤裸々に質問に答えてしまう。
「こんな美人な奥さんを満足できないなんて・・けしからん旦那だな・・私の会社にそんな男がいたらすぐに左遷だな・・女性を満足させられない男に仕事は任せられん・・」
「アンッ・・いやっ・・美人だなんて・・アッ・・そこっ・・ダメッ・・んっ」
言葉で責められ、さらには美香の弱い処を見抜いた指は秘部の中をかき回し、
再び絶頂へと近づいていく。
「アンッ・・アンッ・・イイッ・・ねぇっ・・そんなにされたらっ・・」
「こんなに感じやすいのに・・旦那はイカせてくれないのかい?」
「んっんっ・・はいっ・・し、主人は・・」
真面目に働く浩二の顔を頭に浮かべながらも目の前にいる斉藤。そして絶頂へと近づけていく槇村の指使いに浩二の顔が徐々に薄れていく。
「アンッ・・アンッ・・気持ちいいっ・・雅彦さまっ・・イキたいのっ・・」
目の前にいる斉藤に絶頂の許しを乞う美香。
「ふふっ。そろそろいいだろう。パンティを脱いでイク所を見せるんだ」
「よかったね。どうやらご主人様の許しが出たようだ・・」
槇村も二人の話に乗り、パンティを脱がせる。
触った時から感じていたものの全く恥毛のない秘部を目の当たりにして、槇村は生唾を飲んだ。
「ほら・・ちゃんと見えるようにもっと足を開いて・・」
美香は槇村の指示通りさらに足を開き激しく動き回る指に神経を集中させた。
クチュッ・・クッチュッ・・クチュッ・・クッチュッ・・
槇村の指が掻き回される度に溢れる愛液が泡立ち卑猥な音を立てる。
「アンッ・・アァァァンッ・・スゴイッ・・ダメッ・・イクッ・・イクッ・・
イッちゃうっ・・アァァッ・・イグッ・・・・・」
一度焦らしを受けたせいで、感度が増した身体はピクッと上半身をのけ反らせたと思うと、斉藤の方にまで届きそうな程、秘部から飛沫を上げて愛液を飛び散らせ
激しい絶頂を迎えた。
「はぁはぁはぁはぁ・・」
男二人に見守られながら激しい絶頂を迎えた美香は力が抜けたように槇村にもたれかかっていた。
シーツには一か所ではなく絶頂の際に飛び散った愛液が縦長に伸びたシミを作っていた。
その光景が美香の受けた快感の凄さを物語っていた。
そしてその絶頂を与えた槇村の指にも大量の愛液が纏わりつき、ポタ・・ポタ・・と、
指から愛液が滴り落ちていた。
恥毛のない秘部を斉藤に見られながら初対面のしかも歳の離れた男の指で受けた絶頂は今まで斉藤から味わった快感とは別の種類の、第3者に「見られる」という新たな快感だった。
「ふぅ・・ふぅ・・こんな凄い潮噴き、久しぶりに見たよ・・ますます斉藤くんが羨ましくなったよ」
激しい絶頂の余韻に浸り背中を預けたまま槇村の声が美香の耳に注がれる。
閉じる気力もなく開いたままの足の中心部は目の前にいる斉藤を挑発するかのように
ヒクッヒクッ・・とまばたきをしていた。
「ほら・・・奥さん、指もこんなに・・」
いつかの斉藤がしたように美香の愛液にまみれた人差し指と中指を閉じては開いたりを
繰り返し、愛液の糸が引いているのを見せびらかせる。
「はぁはぁ・・槇村さま・・今・・キレイに・・します・・」
槇村に奥さん。と言われる度に浩二の妻である事を思い出し、また人の妻でありながら
男二人の前で痴態を晒しているこの状況に、夫への罪悪感を感じれば感じるほど
それ以上に身体に走る興奮は増していき、美香を大胆にさせていく。
槇村は美香の言葉を察し、それを試すようにゆっくりと指を美香の口元へと近づけていく。
美香もそれを受け入れようと口を開き、舌で指先を捕えると絡めながら侵入してくる
指を口の中へと導いた。
「んちゅっ・・んちゅ・・っ・・んはぁ・・」
指と指の間に舌を絡ませ、丁寧に自分の愛液を舐め取っていくと同時に、
斉藤仕込みの舌使いを惜しみなく披露した。
「おぉ・・この舌使いと吸いつき・・指じゃなくて・・こっちで味わいたいものだね」
美香の左手を掴み、自らの股間へと導く槇村。
パンツの上からとはいえ、そこは既に硬くなっている事は容易に伝わった。
「ほら、美香。自分だけが気持ちよくなっていはいけないだろう?
ちゃんとお返しをするんだ」
欲情した美香にとって斉藤の言葉は“絶対”だった。
背中を預けたままだった身体を起こし、槇村の正面を向くと、そのまま仰向けに寝かせた。
「槇村さま・・今度は美香が・・槇村さまを気持ちよくさせます・・」
されるがまま仰向けになった槇村はじっくりと美香の様子を見ていた。