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悠久の恋の果てに
【ファンタジー 官能小説】

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「ベッドに・・・ベッドに行こう。
ここじゃ、思い切り美緒と愛し合えない」

乱れた吐息で耳元にそんな言葉を言うから
ゾクっと来た。

私たちは数歩進んではキスをするために立ち止まり
お互いの顔を見て満足げに笑い合い、
数歩進んではキスをした。

ベッドに転がるように2人でなだれ込んで。
ぎゅっとお互いの存在を確認し合う。

ベッドで抱き合っているのは夢じゃない。

もう一度愛撫を繰り返されて
切ないぐらいに身体が大久保さんを求める。

身体と心が。
100年分、大久保さんを求める。

「美緒。入れるよ」

すでに大きくなっていた大久保さん自身を私が、もう一度触った後
ゆっくりと私の中に入ってきた。

「あ。。。っああぁぁ・・・」

「美緒」

私の首筋に顔をうずめ

離さないというように腰を抱く。

あまりの大久保さんの激しさに、静かな部屋に私の水音だけが
いやらしく響いた。

「美緒」

切なく、愛しそうに私を呼ぶその声は。
次の瞬間に私の口をキスで覆った。

大久保さんの舌が
私の口内を自由に動き回り
両手が私の胸を這いまわる。

次第に早くなる律動に
私自身も奥からの痙攣で答える。

「おおくぼ・・・さ・・ん」

「美緒」

これ以上ないほどの優しさで抱きしめられながら
私は全てを大久保さんにゆだねた。

大久保さんも同じ瞬間に私の中で果てた。




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