略取4-2
監禁してある隣の部屋で着信音が聞こえた。持ち物は全てこちらで管理している。従ってケータイを自由に使わせることはないし、鳴っても出させることはないが、今日はベッドから離れて別室へ向かった。単なる気まぐれだ。
カードキーで中に入り、女のケータイを手に取った。画面の名を見てあの人妻の夫だろうと思った。全裸のまま肉塊をゆっくりとしごきながら、人妻の体を思い浮かべた。
女は円形の巨大なベッドの上でぐったりしている。体を雁字搦めに縛りあげて責めた。なかなか強情な女だが時間をかけた指責めに最後は泣きながら失禁した。床にその跡形がある。このような女はモノにしていく過程が味わい深い。
呼び出し音が鳴っているケータイを持つ姿を見て女は身をこわばらせた。
ベッドに乗ると女の体がバウンドした。戒めを解いて画面の名を見せると出るのを拒んだ。女の長い髪をつかみ、平手で顔を張った。小気味のいい音をたてた。もう一度力一杯ひっぱたく。
頬を赤く腫らし、おびえた目でそそり立つペニスを見た。ウィルが帰国してからずいぶん経つが、これで女の肉壺をまだ味わっていない。宛がい、こすりあげ、大きさと、この熱だけは覚えさせた。そろそろ直に子種を吸わせようかと思っていたとき、呼び出し音を耳にしたのだった。
電話に出た女の体を抱き、芳香漂う体臭を嗅ぎ、豊かな乳房を口に含んだ。噛むと呻き、のけぞった。男に聞かせてみるのも一興だろう。
両足を抱え込み、散々指を突っ込んだ蜜壺にあてがった。この年になってもこの肉塊が女の滴りを欲する。節度のなさに笑いが込みあげる。
力を込めて女の動きを封じる。抵抗すれば拳骨で殴ってもいい。病的な凶暴性に支配されそうになる。末梢をわずか含ませると、うわずった声をあげた。抵抗は弱々しかったので殴る必要はない。圧迫を味わいながら、悠々と沈めていった。
指でかき回したときから分っていたが、やはり一息には入らない。女の体を折りたたむようにして抱え込み、のしかかっていく。全体重をかけると折れてしまいそうだ。手足やあばらの折れる音を想像してみる。
電話の向こうの男は何をしているのか分っただろうか。女が落としたケータイを手に取り、切った。腹の下で女はあがく。尻の穴をこねると蜜壺がキュッとすぼんだ。差し込むとおびえが指先に伝わった。
女が付き合っていた男の肉棒はごく一般的な大きさだろうが、蜜壺はよく使いこなされていた。ウィルと同じ感想を持った。
ウィルにはどんなに殴られても唇だけは許さなかった。その強さには感心したものだ。
形のいい女の唇を見つめながら頭部を強く抱え込む。整った顔を見ながら腰を密着させた。女の生暖かい息を鼻で吸い込む。
腸襞を深くまさぐりながら電話の男の妻の肉体を思った。