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悠久の恋の果てに
【ファンタジー 官能小説】

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「明日の月曜日はこのまま休んで。もう一度日本の医者に行って
精密検査を受けてください。病院への手筈は済んでいます」
「はい」
「後遺症も出ない事を祈るよ」
「ありがとうございます」

「とりあえず、無事な顔が見れたから良かった」

そう言ってそこで楠さんとは別れたのだけど。
大久保さんに何と言って切りだしていいのか分からず
2人は無言のまま横浜に帰った。

「俺の家に、来る?」

おそらくこの駅が2人の家への分岐点になるのだろうと言うところで
やっと大久保さんが口を開いた。

今日、明日といつ様態が変わるか分からないから。
出来ればずっと傍に居たい。

「行きます」

そう言って大久保さんの家の方の電車に2人で乗り込んだ。

会社からそう離れていない高層マンションの一室に入って
大久保さんがドカッとソファーになだれ込んだ。

「大久保さんっ」
「うん。大丈夫。疲れただけ。心配かけてごめんな」
「いえ」

「で?聞きたい事があるんじゃないの?」

どう切りだそうか迷っていたことを
ズバリ言われて一瞬何も言えなかった。



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