投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

エスが続く
【OL/お姉さん 官能小説】

エスが続くの最初へ エスが続く 21 エスが続く 23 エスが続くの最後へ

1. Someone to Watch over Me-22

「いくつになっても好きでいます」
 そんなの簡単に信じられるか。
「そ、それにっ……」
 下肢から全身へ遡ってくる快感に、言葉なんか選んでいられなかった。「こ、こんなにエロいんだよっ、わたし」
「はい。嬉しいです」
 嬉しいとか、わけわかんない。
「も、もっとエロくなるよ。……お、男は歳とると、ヤル気なくなるけどね。お、女は歳くえばくうほど……、エ、エロくなるんだから!」
 知ったふうな口をきく悦子を、平松は男茎のストロークを長くして背を反らせてきた。
「俺が、ずっとこうしてあげます。……たくさんしてあげます」
「何様だよっ!」
 体内をふんだんに擦られて、歯がゆそうな声で悦子は平松の言い方を非難した。「えらそうにっ……」
「自信があります」
「そ、……そんな自信、つけなくたっていいっ!」
 やおら平松が身を屈めて、悦子を両腕で抱いて密着しながら腰を揺すり始めた。汗の臭いと、熱くなった肌に包まれながら、男茎がその長さを活かして入口から子宮口を押し上げる、奥の奥までを擦りつけてくる。
「うあっ……、おく、すごい……」
 急転して甘えた声で思わず口走った悦子の耳元で、
「こうやっていつも、たくさん愛してあげる。ずっと」
「んんっ……」
 平松と頬をすり合わせながら、首を横に振った。拒絶でかぶりを振ったのではない。耳元で囁かれる言葉の魅力におかしくなりそうだったからだ。
「彼女になって」
「ん……っ、……、しょ、職場で、え、悦子なんて呼んだら、ぶ、ぶっとばす」
「わかった。絶対言わない」
 そして力を込めてしがみついてきた悦子の耳元で尋ねる。「こうしてる時は?」
「ううっ……、……。……え、え……悦子って呼んでほしい……」
 どんっと、打突が見舞われて悦子の手が緩んだのに乗じて平松が身を起こした。両手で悦子の二の腕を掴み、ベッドに強く押し付けながら、二度目、三度目の打突を送り込んでくる。その度に悦子は髪を揺すって舌足らずな嬌声を漏らした。荒々しく組み敷かれて、男茎に体を穿られる、そんな乱暴な抱き方が悦子に未知の快楽を知らしめていた。
「悦子。彼女になってくれる?」
「……」
 悦子は男茎に体を揺すられながら、何度も頷いた。
「言って」
 押さえつけられながら顔を覗き込まれると、悦子は戦慄を覚えながら、男茎を強く締め付けて、
「なるっ……。彼女になるっ……」
 と言った。言ってしまった。言ったら体の中の男茎の感触が更に気持ちよく感じられた。
「好きだよ、悦子。……お、俺も悦子に好きになってもらえるようになるからね」
 男茎が不意に止まった。組み敷いておきながら、優しい声をかけてくる。そんなの反則だ、と思いながら、悦子は涙目で平松を見返して、
「ある日突然、踏んでくださいとか、言わない?」
「え?」
「……何でもない」
「何かよくわかんないけど、言わないよ」
 二の腕を掴む手に力を込められた。「思い切り動いていい?」
「……」
 止まってる間も、早く再開してほしいと腰がくねっていた。
「悦子。どうしてほしい?」
 そう聞かれると、また背中を戦慄が駆け巡った。悦子は普段対峙する者を怯ませるほどの瞳が、瞼が弛んで落ちそうになるのを懸命に開けて睫毛を震わせながら平松を熱っぽく見つめて、今すぐ叶えて欲しい願望を口にしていた。






エスが続くの最初へ エスが続く 21 エスが続く 23 エスが続くの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前