制裁レイプ-11
車の鍵はあった。しかし部屋の鍵はない。思考能力を失った玲奈はひとまずホテルから出ようとする。ドアに何か貼ってあるのに気付く。
「部屋の鍵と携帯はマンションの郵便受けに入れといてやるよ。金は返して貰うがな。いいか、俺達の事は誰にも言うなよ?特に山崎にはな。逆らったらどうなるかは帰って郵便受けの中を見てスカスカの頭で考えればいいさ。地獄へようこそ。これからは俺らの為に働いて貰うぜ?ハハハ!…?何なのよ!!」
玲奈はその文字を読み追えると紙を引き剥がしビリビリに破いた。
マンションに帰りビリビリの服に人目を避けるように郵便受けの中を見る。すると鍵と携帯と暴行されている自分の写真が何枚か置かれていた。
『下手な真似したらもっとたくさんバラまくぜ?』
そんな書き置きまであった。
「逃げられない…?」
実家まで押さえられる状況に追い込まれた玲奈は恐怖と不安に襲われた。そそくさと部屋に帰ると彼氏はグッスリと寝ているようだ。こんな姿は見られたくない。玲奈は替えの服を持ち部屋を出て車を走らせた。
「ククク…、そんなもんじゃないぜ?俺らの復讐は、な?」
車を走らせた玲奈の姿を陰から嬉しそうに見つめる竜彦であった。