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〈熟肉の汁〉
【鬼畜 官能小説】

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〈熟肉の汁〉-18

「!!!!」


再び……恭子の瞳は見開かれ、そして涙が溢れた……箱の中にはビニール袋が入っており、その中には自分が着けていた下着と、色とりどりのコンドーム、そして、それらが夥しい量の精液に浸されていたのだ……これは男達が胸に抱えている欲望の宣告……。


「……嫌……こんな…ッ」


恭子はバスルームにフラフラとしたまま走り、服を脱ぎ捨ててシャワーを浴びた。


あの下着は自分だ。


まるで強迫観念に駆られたかのように、大量のボディーシャンプーを身体に塗りたくり、何度も何度も汚されてしまった肌を洗う。

乳首と秘豆は勃起したまま神経を研ぎ澄ませ、洗浄という行為にすら悦びを隠さない。
秘穴も分泌が止まらず、汚れを洗い流そうとする恭子を嘲笑った。

輪姦撮影という耐え難い屈辱に曝されたにも関わらず、未だ火照りを忘れぬ身体が恨めしく、情けなくて自己嫌悪に陥ってしまっていた。

何の快感も無かったはずの暴力の最中に、何故に自分は果ててしまったのか…?
しかも、その全てはカメラに記録され、更なる秘密と強請のネタを、提供してしまう羽目になってしまったのだ。


(どうすれば……私……どうすればいいの……?)


涙を堪えきれなくなり、シャワーを頭から被り嗚咽を漏らさないようにし……恭子は身体を震わせて泣いた……どう考えても、このままで終わるとは思えない……また明日になれば、あの男達は電話を寄越し、接触を図ってくるに違いない……刻が止まり、このまま過ぎなければと願ってみるも、その歩みは神でしか止められまい……痛々しい胸を抱き締めたまま、無情にも刻は過ぎる……。




『ママ、ただいま〜!』

「は〜い、お帰りなさい」


恭子は気丈だった。
耕二や彩矢に事件を悟られまいと、いつもと変わらぬ笑顔を振り撒き、温かく出迎えた。


『……どうした、何で泣いてるんだ?』

「あ…うん……映画観てたら…ちょっと……」


朝とは違う黄色いパーカーにジーンズ。
集団レイプの一部始終を知っている衣服を脱ぎ捨て、妻は素知らぬ顔を決め込む。
台所のゴミ袋の奥に隠すように棄てられた衣服と汚された下着が、偽りの団欒を恨めしそうに見ていた……。


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