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遊戯〜姉妹姦獄
【鬼畜 官能小説】

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〈愚者達の夜〉-10

『ごめんね咲良ちゃん。おじさんビックリさせちゃったねぇ』

「!!!」


取り乱す咲良の耳に、聞き慣れた声が飛び込んできた……狼狽えて震える瞳に、あの小肥りな男が映った……足繁く店に来てくれていた、あの常連客だ……。


「お、おじさんッ!!ロープを外してぇ!!は、はずッ…恥ずかしいよぉッ!!」


いつも優しく接してくれていた“おじさん”に、咲良は助けを求めて叫んだ。
まだ状況は飲み込めてはおらず、沸き上がる思いのままに叫んでいた。


『恥ずかちいよねぇ?おパンチュ丸見えでお股を開いてるんだもんねぇ?』

「ッ!?」


咲良は、そのおじさんの発した言葉と、その蕩けた瞳に愕然とした……あの力ずくの誘拐に、このオヤジも参加していた……見れば、自分の周りに居るオヤジ達は、皆、母親の店に来ていた客だ……。


『君を初めて見た時に一目惚れしてさあ、それからず〜っと君をオカズにしてオ〇ニーしてたんだよぉ?』

『あんまり好きになっちゃって、君の事をいろいろ調べたよ……宮森咲良16才。〇△高校で部活はダンス部。母子家庭でいつも21時まで店の手伝い。そして彼氏無し……』

『君みたいな可愛い娘が、暗い夜道を一人で歩いたら駄目だよぉ』


この三人が初めて店に来てから、ずっと自分は狙われていた……無警戒と言えばそれまでだが、まさかこんな卑劣な犯罪者達が自分の周囲に存在し、瞳を光らせていたとは……。


「そ…そんな理由でお店に来てたの…?……私…私…お店が気に入ってもらえたと思って……う…嬉しかったのに……」


咲良はポロポロと涙を溢した……母親が一生懸命に作ったラーメンを認めてくれたお客様だとばかり思い、喜んでいたというのに……疑う事を知らず、愚直なまでに“他人”を信じていた咲良の思いは、無惨にも踏み躙られた……。


『君と仲良くなれば、夜道で拉致るのが楽になると思ってさ……な?僕の思った通り、君は警戒しなかっただろ?』


小肥りオヤジはヘラヘラと笑いながら、首謀者と向き合うように咲良の傍にしゃがみ、その泣き顔を覗き込んだ。


『それにさ、僕はあのラーメンは好きじゃない。脂っこくてニンニク臭くて、僕の口に合わない。単純で馬鹿な君を騙す為に通っただけだよぉ?』

「……な…何よ、その言い方……」


母親が作る“味”を愚弄されて、初めて咲良は怒りを露わにした……唇を噛み、キッと瞳を尖らせる……だが、その凛々しい振る舞いは、このオヤジ達の欲情を滾らせるだけだ……。



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