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悠久の恋の果てに
【ファンタジー 官能小説】

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「で?昨日はどうだったの?」

定食を食べながら茜に興味シンシンに聞かれた。

「どうって、ご馳走になって帰った」
「それだけ?」
「それだけだけど?何期待してんのよ」
「だってさ?あの海外事業部の大久保さんがっ。
定時に帰ったんだよ?ね?美緒のために!」

声が大きいって・・・・

シッと人差し指を口に持っていき、
トーンを落とせ。と要求すれば

「もう、みんな知ってるよ」と
ため息をつきながらコロッケを頬張る。

え・・・

「美緒さ。5時過ぎのエントランスを甘く見ちゃいけないよ」
そう言ってニッと笑うけど。
え?え?と周囲を見渡せば確かにこそこそ注目を浴びているような気がする。

「大久保さんだもん。しょうがないよ」

うんうん。と勝手に納得されたけど
私は昨日まで大久保さんなんか知らなかったよ。

「で?彼氏はどうすんの?」
「大久保さんの事がなくても別れるよ。きっと」

「語るに落ちたね」
「え・・・?」
「それは大久保さんと何かあったって言ってるようなもんだよ」

あ・・・・

茜は、分かってる。という風に小さくうなづいた。



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