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もうひとりの妻
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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始動-1

メールの送り主は……??

裕也だった!
ホッとする気持ち半分、ドキドキする気持ち半分だ。

(なんで15も年下相手にソワソワしてるんだろなぁ…俺)

寿紀はメールを開封した。

“綾瀬さん、こんばんは!
こないだはたくさんご馳走になりありがとうございました。
土曜日は二日酔い気味でダウンしてました(笑)
綾瀬主任からお聞きになられたと思いますが、実はアドレスと番号をうっかり…”

こんなくだりの長文メールだった。
読めば、日曜日にやっと二日酔いから復活して例の返事をどうしようと悩んでいたが、いざメールしようとしたら、金曜夜に酔っ払ってたので登録し損ねていたのだそうだ。

裕也のメールには結局どうするかの答えがなかった。
寿紀は返信してみた。

“こちらこそどうも!冷酒は残るね(泣)あの件だけど、どうしたい?”

今度は少しして返信があり、しばらくメールのやり取りが続いた。

“是非お願いします!!悩みましたけどかなり興味あります。ちなみに今は部屋で飲んでます♪”
“飲んで、ご機嫌だね!見たくなったわけ?”
“はい♪止めようと思いましたが会社で間近に主任を見たらもう、止めるのを止めました(笑)
“いいね、その早い気の変わり様!”
“だから主任にアドレス消したこと言いました…すみません(;_;)”
“了解☆じゃあ、やりますかね!”
“どうしたらいいですか?”
“正式に作戦会議!もう一度どこかで飲みながら☆”
“わかりました〜♪よろしくお願いします^^”

翌日会社から帰宅した寿紀は、明日は急に関係先との付き合いが入ったから遅くなると希美に伝えた。

翌日の夕方、2人は同じ居酒屋に集合した。
世間話をしながらほろ酔い気分になったところで、本題に入る。

何と言ってもお互いに秘密厳守が第一。
写メや録音など厳禁で携帯は念のため電源OFFにしてこちらで預かること、自分の言うことに必ず従うこと等を誓わせた。
裕也に異論反論はなかった。

今度の金曜日の23時に決行予定。
寿紀は裕也に最寄り駅と自宅の場所を説明した。
また裕也は車を持たないため、近くのスーパー銭湯にでも浸かって時間調整するよう伝えた。


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