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悠久の恋の果てに
【ファンタジー 官能小説】

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いつもの居酒屋を通り越して
オシャレなイタリアンのお店に入った。
こんなところにこんなお店があったなんて知らなかった。

「素敵なところですね」

「うん。今日はさ。俺が頼んでいい?」
「はい。お任せします」

そう言うと、マスターを呼びよせて頼んでいたけど
なんか懐かしいナポリタンが出てきた。
ここのお勧めなのかもしれない。
そしてワイン。

「中野さんは・・・美緒って呼んでも良いかな?」

大久保さんは話を続けようとして、ふと気がついたように名前の事を持ちだした。

「下の名前の呼び捨ては、ちょっと・・・」

それこそ、会社で何と言われるか。

「だよな。ごめん。中野さんは1番古い記憶っていつ?」

あ・・・・
久しぶり。覚えてるって言われた話の続きかな?

「幼稚園ですかね?」

でも、大久保さんと私はどう見ても幼稚園の同級生と言う感じじゃない。
この人いくつなんだろう。

「そ・・・かっ」

寂しげにそう笑うと
「もうこの話は止めよう」
と、気を取り直したように美味しそうにパスタを食べだした。

幼稚園よりもっと古い時の知り合いなの?
そんなの覚えてないな・・・



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