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避暑地の拷問室
【OL/お姉さん 官能小説】

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少年の欲望の目覚め-1

深夜、橋本淳之助は淫夢にベッドの中で狂おしく悶えていた。夢現の脳裏には穢される憧れの女性、小暮小夜子の姿が映画のシーンの様に再生される。パーティで再会したとき身に着けていた純白のワンピースドレスは引き裂かれ、その華奢な肉体は所々が露わとなっていた。泣きべそをかき、敗れた衣服から覗くややふっくらとした胸元の膨らみを抑えながら追ってから逃れようと裸足で駆け出す小夜子。しかし、すぐに足元がもつれ、倒れ込んだ彼女は追っ手に捕まる。漆黒のロングヘアをわしづかんで彼女を引きずり起こしたのは、なんと曽根蔵だった。曽根蔵は巨体を揺らして小夜子を自分に向き直らせると、その端正な美貌を容赦なく張り倒す。小夜子の壮絶な悲鳴が響き渡る。美貌を腫れ上がらせた彼女は観念した様にカクンと項を垂れ、抵抗をやめた。そんな彼女から純白のワンピースがはぎ取られてゆく。まるで羽根をもぎ取られる美しい白鳥の様に…。徐々に晒されてゆく憧れの女性の肢体。白い二の腕に野獣と化した曽根蔵のしゃがれた巨大な手が鷹の爪の様に食い込む。その手は力任せに組み伏せた令嬢の乳房にも伸び…。その光景を凝視したくてたまらない衝動に駆られる淳之助。
『やめろぉ〜〜ッ』
性に対して潔癖な想いが勝った淳之助は、思わず叫んだ…と同時に目が覚めた。

「ゆ、夢・・・?」
分かってはいたものの、現と思い違うまでにリアリティのある魅惑の艶姿をさらした想い人の残り香を嗅ぐように目をつぶって荒い呼吸を整えようと試みる淳之助。しかし、心悸亢進はなかなか収まらない。それどころか、小暮小夜子の事を思い返すだけで、その心臓の高鳴りは激しくなる一方だ。全身が熱る。そしてその熱りは股間の甘い疼きを増幅させていく。
「あ、あぁ…やっぱり」
ベッドに座り、ピンとテントを張ったブリーフを下ろした淳之助は、固く屹立しきったペニスの先端からカウパー液がじゅわりと滲み出ている様子にため息をつく。精通が始まり早一年。オナニーも定着しかかった淳之助にとって、久方ぶりに夢精寸前まで欲望をたかめる淫夢だった。まだ包茎状態のシンボルはまだ興奮にビクビクと脈打ち、鬼頭と包皮の間にまで先走り液が流れ込み、ねちゃりと糸を引いている。旅行用の真新しいブリーフに白濁とした液体を漏らさず安堵する淳之助。ヒクつくペニスの欲望を発散させるべく、トイレに立とうと傍らの椅子に投げ出したブルージーンズの半ズボンに爪先を通した。ジッパーを上げる際、猛り勃ったペニスが押し付けられ、声を出しそうな快感に駆られる淳之助だった。

ここは曽根蔵邸だ。坊やにもお泊りの経験をさせるといいですよ、そんな進言に帰京する淳之助の両親は戸惑いながらも経済界のドンの言葉に従った。歴史ある洋館に淳之助は、曽根蔵とその職員、そして小暮小夜子と一夜を過ごすこととなったのだ。畏れ多い、という態度で恐縮しきりの橋本夫妻を心配させまい、と淳之助の肩を優しく抱き留め、おまかせください、と応じる小夜子の言葉が嬉しかった淳之助だが、この数日間でより距離を縮めたマドンナの不安そうな表情が気になった。
ここはホテルと同じなのだから、部屋の外へ出る時は衣服をつけなさい、母の言いつけ通り半ズボンをはいた淳之助は素足にスリッパを履き部屋を出た。廊下を曲がり、真鍮製の凝ったデザインの手すりを掴んで一回に降りる。やや君の悪さを覚えながら、これまた古びたトイレのドアを押し開けようとしたその時だ。傍らの薄暗い通路の奥から妖しげな音が漏れる。耳を凝らすと、それは何かを叩く乾いた音に続き、短い女の悲鳴、そして男の歓喜に満ちた声だ。


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