親友はありがたい-7
しかし、折角この機会を設けたのに、肝心のガツオが勃起しない。
自分の計算に狂いが生じたナカジタの意識は、どんどんと闇の底深くに落ち込んで行く感覚を味わった。
目の前がクラクラしたナカジタは、マットの上にばったりと倒れた。
「ナカジタ!」
ガツオは慌てて、ナカジタを抱きとめた。ガツオの腕の中で親友は、ゆっくりと目を開けた。
「ヒ、ヒソノ…ら、乱交しようぜ…」
ナカジタは弱々しい声で、まるで野球を誘うようにガツオを誘った。
「む、無理だよ〜、チ○ポが勃たないんだよう」
絞り出すように言ったガツオを言葉を聞いて、ハヤカイもカオルもグスングスンと泣きだした。
しかし、その涙は決してガツオやナカジタのためでは無かった。
「え〜ん(ナカジタくんは倒れちゃったし、ヒソノくんはインポだし、お○んこの続きができないよう)」
「え〜ん(アタシまだ、全然楽しんでないし〜)」
責めたてるような2人の泣き声に、ガツオの肉棒は益々萎んでいった。
その時、倉庫の扉が開いて、救世主が現れた。
「アッ!大変!ナカジタさん、大丈夫?」
そう言って掛け込んで来たのは、ワレメだった。
久しくナカジタともやっていない。ワレメもナカジタとの乱交を楽しみに来たのだった。
ワレメはガツオを押し退けると、いまだに勃起をしていたナカジタの肉棒を咥え込んだ。
倒れたナカジタを、その直前まで介抱しようと思って駆け寄ったが、目の前に勃起した肉棒が有ったら、それが条件反射となった。
ワレメは、2,3度顔を上下させて、ナカジタのその硬さを確かめると、口を離してそのままナカジタの上に跨った。ワレメも下着を穿いていなかった。
ジュジュニュ…
「ああん、硬くて大きいわあ、あああん」
いきなり親友の上で、腰を動かしながら喘ぐ可愛い妹。
「ワ、ワレメ…」
自分のモノだと思い込んでいた妹が、他人のモノで喘いでいる。それを見たガツオは胸が締め付けられるような気分を味わった。
「や、やめろ…」
ガツオは、ナカジタの上で跳ねる妹の肩に手を掛けて止めたかった。しかし、2人の行為を目の前にして、その体は硬直していて、思うように動かなかった。
「あっ、あっ、お、お兄ちゃん、見て、見て、あっ、あっ」
言われなくても、目はソコに釘付けだった。
そんなガツオに、徐々に変化が現れた。
「見て!ヒソノくんのチ○ポが…」
カオルが指差した先には、妹を目の前で犯された事で興奮したカガツオの肉棒がそそり勃っていた。
「ヒソノ、お前…」
ガツオの肉棒を見た親友の目に、徐々に涙が溢れてきた。
「さすがヒソノガツオだ。それでこそボクの親友だよ」
「きゃあ、ヒソノくん、アタシのお○んこに突っ込んで〜」
ハヤカイは素早かった。ガツオの肉棒の前に、さっきバックで嵌められていた時のように、尻を向けた。
「ずっるーい!アタシは今日は1回もしてないんだからね。アタシの番よ」
カオルも負けじとガツオに尻を向けた。