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悠久の恋の果てに
【ファンタジー 官能小説】

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今まで極上だった笑顔が急にしぼんで泣きそうな顔になった。
ああ、男の人でもこんな顔するんだ。

「大久保さん。食堂で堂々とナンパですか?」

その時、私でもかろうじて知ってる海外事業部の宇野さんが笑いながら
私たちの間に入った。

「ナンパじゃない」

ちょっぴりムッとして大久保さんが言い返せば
「久しぶりってナンパ、古いんですけど。しかもこんなところでやめてくださいよ」
クックックと笑いながら宇野さんが言い返す。

「だからナンパじゃないって」
そう言って私の方に向き直って
「本当に俺の事分からない?」

そんなに真剣な話なのか?と言うほど真面目な顔で言われても・・・・

「あの。どんな知り合いでしょうか?」

私のその言葉に近くにいた宇野さんが大声で笑い出した。
「大久保さん。本当に彼女分からないみたいなんですけど?
マジでナンパじゃないんですか?」

大久保さんはさらにムッとした顔で
「ナンパじゃない」
と、口を尖らせて言った。

あ・・・
可愛い。
背が高くて、カッコよくスーツに身を包んだ大人の男ってイメージなのに。
私の返事が気にいらなかったみたいで
すねたなんて、男の子みたい。






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