悪魔祓い-4
ブブブブブブブブブブ――――
機械が振動する低温が響く。悪魔の形をした尻尾がピクピクと動き出し、尻の中でうねうねとうねっていることが外から見ていても伝わってくる。ブラシはキャップ状のケースで覆われてるのでどう動いているのかは目視できないが、激しい振動から結構な高速で回転していることが予測できた。
「あとはブラシの位置の調節だな。ブラシを近づけるぞ」
「は、はい……イッ、いひゃああああああああぁッ! あっ、あッ、いあああああっ、ひゃッ、らめっ! く、ひぃいいいいいいいい!」
「ブラシが当たったみたいだな。とりあえずこれくらいにしておくか」
「きゃひぃいいいんんん! せ、せいじゃ、さまっ! これ、これイグッ、いっちゃいまひゅ!」
佑香里が苦しそうな顔でそばに立っている男を見た。
「だめだぞ、ちゃんと我慢しないとお仕置き二連発になっちまうぞ」
「に、にれん……む、むりっ、そんなのしんじゃううぅ! ぐっ、あぐぐぅううううぅ……がまん、がまん、しましゅ……だから、はやく、おちんぽしゃまおしゃぶりさせてぇ! はやくしゃぶらせてくらひゃいいぃ!」
歯を食いしばり、下半身をガチガチに緊張させて佑香里が耐えようとする。
「くひぃいいい……くり、くりとりす、ごしごしされて……い、いぎっ……! おしりも、うねうねしてて……きもち、いぃ……。はやく、おちんぽしゃまぁ……」
「おいおい、そんなに歯を食いしばってたら怖いじゃないか。頼むから噛まないでくれよ」
男が佑香里の前に寝転んで、ギンギンになったペニスを見せつけた。
「あ、あ……おちんぽっ、さまっ! はやく、はやく、めいれい……」
「ああ、そうか。ちゃんと覚えてて偉いじゃないか。よし、くわえていいぞ。おしゃぶり!」
「わううううんっ! ぐぽっ、じゅっ、ずじゅるるるるヌポッ、んっ、ぎゅぽ、ジュププププっ!」
ようやくお許しが下されて、佑香里は一刻も速くクリトリスの刺激で絶頂したいがために、一心不乱にペニスにしゃぶりついた。
「いいぞ、もっと激しく頭を振ってみろ。手は添えずに、口だけでしゃぶるんだ」
「わんっ、わうわうっ、んぐっ! んぎゅ、ヌポっ、んじゅむちゅるるる、レロッ、んぶじゅぶぶぶぶっ! んごぎゅ、じゅるるぷぷっ、ングポッ、んぬぽっ!」
頭の中はクリトリスとアナルのことでいっぱいだった。自分がどんな顔でどんな風にペニスをしゃぶっているかなんてことは、一切意識していない。動物的な本能だけを頼りに最もペニスを刺激できそうなしゃぶり方をひたすら続けて、顎が痛くなろうとも呼吸がしにくくとも、とにかく速く射精をしてほしいという思いだけで頭を振り続けた。
「ひひひ、凄い顔だ。白目を剥きながらひょっとこフェラしてやがる。しかも、がむしゃらにしゃぶってるからガンガン喉奥までくわえこんできやがる。こいつはやっぱり淫魔としか言いようがないな」
何人かが携帯のカメラを向けて、カシャカシャとシャッターを切るが、どの写真も激しく動いているせいでブレてしまって何の写真かは分からなかった。
「おお、いい具合だ。これはちょっとヤバイかもしれないな。よし……」
だんだんと腰が浮いてきて、射精感がこみ上げてきた男はリモコンのボタンを操作する。
「ンッ! んぎっ、あああああああっ、いっ、らめっ! ぶらしっ、ぶらしいぐぅうううううう!」
「ははは、ブラシをもっと近づけてやったぜ。ブラシでクリトリス全身ゴシゴシしてもらいな。ほら、口を離すな! おしゃぶり!」
「ぐぎぎっ、わ、わううううんっ! ぎゅぽっ、んぐぐっ、んごぎゅぎゅぎゅぎゅ!」
突然刺激を強められて、佑香里も一気に絶頂に近づいてしまった。押しつぶすくらいまで近づいたブラシが荒々しく勃起したクリトリスを擦りあげる。このままだとそう長くはもたないことを直感し、佑香里は頭の中を真っ白にしてペニスにしゃぶりついた。
後先なんて何一つ考えず、とにかく快感に耐え、とにかくペニスを刺激する。それだけに全身のエネルギーを注ぎ込み、まるで機械になったようにペニスを喉奥にくわえこんだ。
「ぐおっ、こいつ、喉の奥の奥までくわえこんできやがった! 一番奥までくわえたまま、喉の壁で亀頭を撫でまわしてくるぞ!」
息ができないことなんて、まったく気にならなかった。佑香里の神経は、もはやすべてクリトリスだけに集中しきっていた。
「んっぐごぎゅごぎゅ、ごぐぐぐっ、ンごぎぎゅぐっ、ぐぽぽっ、ンゴポポポッ、んぐ、ぐぷぷごぼっ!」
――――速くイッて速くイッて速くイッて!
神に祈るような気持ちで喉をごきゅごきゅとうねらせる。もちろん舌はベロベロと裏筋を舐め回し、ひょっとこ顔のままバキュームも続けている。そのうえで、嚥下の動きで喉を動かして亀頭を刺激する。
今まで何本もの男根をしゃぶってはきたが、これほど必死に奉仕したことはない。余計なことなどを考えていたらすぐに自分が参ってしまう。どんどん脳細胞がスカスカになって、ペニスをしゃぶるだけの存在に堕ちていく自分を佑香里は感じていた。