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堕ちていく人妻
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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新たな計画-2

翌朝、朝食を済ませた浩二を笑顔で見送ると、すぐに出られるよう携帯をテーブルに置きテレビを見ていた。

相手は・・・他の誰でもない、斉藤からの連絡をじっと待っていた。
浩二では満足できなかった身体がすでに疼き始めている。
心は十二分に満たされても中途半端な快感しか得られなかった、いわばお預け状態の身体は唯一満たしてくれる斉藤の責めを、そしてあの肉棒を求めていた。

斉藤からの連絡がいつ来るかわからない。約束さえしてくれれば、会うまでは自分の気持ちを抑えたり、気晴らしに友人と出かけたりするのだが、それさえも出来ない。

だから余計に斉藤のことで頭がいっぱいになり、いつ連絡が来ても会えるようにと家にいることしか出来ずにいた。
まさに斉藤の思うがまま、約束をしない効果が表れていた。

家の中でじっと、他の事を考えようとすればするほど斉藤の事を考えては身体を熱くしていた。
「今日は・・連絡ないの・・かな・・」

お昼を過ぎてもまだ連絡はなかった。
洗濯をしたり、本を読んだり、何とか紛らそうとしても何も手につかず気づけば斉藤のことを考えてしまう。

「もう。雅彦さま・・何してるの・・?」
斉藤の肉棒の味をしめた身体は昔のように、そう簡単には忘れられないまでになっていた。
「あれ・・使っちゃおっかなぁ・・」
新しい電池で生き返ったバイブを思い浮かべ、この疼く身体を沈めようか迷っていた。
もしかしたら、まだ連絡が来るかもしれない。
だったら・・・本物で気持ちよくなりたい。

性欲が人一倍強いと思った事も、したくて堪らないと思った事も一度もなかった。
だが、今の関係を始めてからいつの間にか性欲が強くなり、頭から離れなくなってしまっていた。

結局、夕方になっても連絡はなく、仕方なく買い物に行き夕食の準備を始めた。
「明日は・・連絡あるかな・・もしなかったら」
そう思うと不安になってくる。このままもう会えなかったら。

浩二では満足できない身体。かといって他に相手を探す気など毛頭ない。
男なら誰でもいいというわけではない、自分の体の事を理解している斉藤だからこそ、
ここまでのめり込んでしまったのだ。

食材を切りながらそんな事を考えていると、携帯から着信音が鳴り、誰からかも確認せずに慌てて電話を取った。
「もしもし・・」
「よぅ・・今日は何をしてた・・?」
電話の相手は、さっきまでの不安を一気に吹き飛ばす、斉藤からだった。
「きょ、今日は・・」
自分でも驚くほど鼓動は高まり声も上ずっている。

「雅彦さまからの連絡を・・家でじっと待ってました・・」
息を整え、そう答えた。
「ふふっ・・本当に素直だな。そんなに俺の肉棒が恋しかったのか・・?」

再会した時と別人のような態度は斉藤も、当の美香さえも信じられない程の変わりようだった。

「はい・・恋しいです・・ずっと・・待ってました・・あの・・明日は・・」
明日も会えないとなると、この後あれで沈めようとふとあのバイブが頭をよぎる。
「明日の11時だ。11時に俺の部屋に来るんだ。わかったな?」

明日会える。そう思っただけで下半身がキュッとなり愛液が溢れたような気がした。
「わ、わかりました・・」
「車で来いよ。それから・・下着はできるだけ可愛いのを着けて来るんだ。いいな?」

斉藤と会うときは下着を着けないのが当たり前だった。それが下着の種類まで指定して来たことに珍しさと疑問を持ったが、聞いたところで答えてはもらえず、素直に返事をして電話を切った。

とにかく明日会える事が嬉しくて仕方がなかった。
まるで恋する乙女のように、鼻歌交じりで料理を再開した。



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