感覚の呪縛(異なる選択)-3
次タイトル(お話) 水面の少女 予告
……拘束の必要も無く、犯し、犯されている…… わけ、では無かった。
加奈は、醜悪な欲望に抱かれていた。
「うぅっ、うっあうぅぅ、いくぅぅ……」
自らの意思で禍々しい陰茎に跨り、騎乗位の体勢で腰を揺り動かす麗しい少女。
そこにはかつて太田加奈と呼ばれ、後にその美しさそのままに磯崎香と呼ばれた少女の姿は無く。
代わりに在るのは“最凶の矛”に貫かれし、天女の依代としての素体……
「どうやら俺様の見込み通りだったらしい。二年前のあん時は気付かなんだったが…… 歩美のやつには悪いが、やはり加奈の方が依代としての素養が上。ここはひとつ忘れかけた俺様の…… いや、失い忘れかけていた我らが使命をこの小娘に託すとしよう」