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水面の少女 加奈
【レイプ 官能小説】

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魅惑の人魚 ☆-1


 中学校のプール、フェンス越しに少年たちの視線を一身に集める少女。
もちろん放課後の部活動の為、水着姿の少女はひとりでは無く複数存在しているのではあるが、中学生離れした魅惑のスタイルに同年代少年たちの心は躍りときめく。

 その麗しい程の容姿は、後に連続強姦魔へと変貌を遂げる同級生少年の心をも捕え離さなかった。
少年は少女への滾る想いを抑えきれず、緻密な計画により更衣室の盗撮を試み成功させる。
それは少女への欲望をいっそう深める結果に繋がるも、その少年の想いが遂げられる日が来るのは遠い未来、時を超え形を変えて叶えられる事となる。

 そしてその物語は、また別の機会に記する事にしよう。

 しかしその麗しい少女に迫る危機、凌辱の嵐はその激しさに反し足音を潜めすぐ近くに迫ろうとしていた。

 少女の名は太田加奈、十四歳、水泳部に所属する中学三年生。
その容姿は前述した通りで、部活動で躍動するその肢体は、まさに水面のマーメイド。
ちょっときつめの性格に反し、そのファンの男子生徒は多く、校内ではちょっとしたアイドル的存在であった。
さらに制服姿の加奈は、水着姿とは趣の異なる大人びた魅力を発し、同性である少女たちからの注目も少なからず集めていた。

 そして本来の運動能力の高さが注目され始める事になる。
県内の中学生自由形50Mの記録を短縮する事になると、純粋に加奈の活躍に期待を寄せる者も放課後のプールサイドを訪れ始める。

 その中にあって一種異様な風体を持った男の視線が、加奈の肢体に絡み付く様に捕える。
男の名は藤岡留吉五十三歳、加奈たちが通う中学の用務員でその容姿は実年齢以上に年老いて見える。
しかし留吉の異様さはその風体のみ在らず、常にその周囲に付きまとう黒い噂にあった。

 その留吉の存在に先程まで加奈を羨望の眼差しで見つめていた少年のひとりが気付く。
「おいっ、あれ、留吉だぜ」
加奈を見つめていた少年たちの雰囲気が一転し、違った意味での好奇の対象を一斉に捕えはやし立てる。
「おい、留吉、きちんと仕事しろよ」
声変わりして間もない少年が生意気な口をたたく。
次々に罵声にも似た表現が他の少年たちからも発せられ、用務員の藤岡留吉をからかい嘲る。

 「……」
それは当事者である留吉にとっては、日々繰り返される日常風景でいつもの事であった。
とりたてて反応する様子も無く、無表情でそれをやり過ごす留吉。
数分もすると少年たちは、その無反応ぶりに飽きてその場を立ち去り始める。
少年たちが立ち去った事を確認すると、先程まで無表情だった留吉の表情が見る見る変化し憤怒の様相を呈して行く。
「糞餓鬼共め! 年長者に対する礼節を知らんと見える。近いうちにあの餓鬼共に報いを食らわしてやらねばなるまい」
苦々しい表情でそう留吉は吐き捨てる。
そして胸元から使い古された手帳を取り出し、何やら日付の他に事細かに記述を始める。
手帳の中には留吉を馬鹿にした生徒たちの名前で一杯であった。
更に名前の脇には「正の字」が連なり、一部生徒名と共に特記事項も記されていた。

 そんな藤岡留吉も四十近く年の離れた少女に対し、日々鬱積した性欲を滾らせていた。
とても中学生少女とは思えぬ程の大人びた顔立ちに、麗しいまでの身体つきは留吉ならず成人男性でも心奪われ邪な想いを過らせる。
「あの餓鬼共も、どうせ加奈が目当てでうろついていたのであろう。さっさと家に帰って、加奈を妄想してセンズリこいていればいいものを…… もっとも加奈は、すでに俺様のもの。俺様はお前らとは違い、すでに加奈の胸も尻も拝んでいる」
醜悪な男の口より意外な言葉が漏れる。

 実際留吉は、太田加奈の全裸に近い姿を目にしていた。
もっともそれは「観た」と言うより、「覗き見た」と言った方が正確な表現であった。

 (今にあの身体にも、俺様の味をたっぷり教え込ん犯る。下の口はもちろん、上の口にもしっかり刻み込んで…… 犯る)
そう薄気味悪い笑いを浮かべ、欲望に満ちた留吉の視線が再び加奈の身体を捉える。


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