ハッピー ファンキー ハロウィン-8
「1時25分……。2時には退散しようと思っているが、俺のセックスには、ちょっと時間が足りないな……」
ボスがつぶやくと、デブが提案する。
「2時半まで延長しますか?」
「いや、それだと、この家の娘が幼稚園から帰ってきた時、こいつがまだ正気に戻っていないだろう」ボスはユキをチラリと見た。「……残念だが、初めの予定どおり2時で終了だ」
「それだと、カボチャ大王からのセックスプレゼントは半分くらいになりますね」
デブの言葉に、「半分でも満足してくれるだろうよ」とボスは言い、膝立ちになってユキの股を押し広げた。
さきほどのヤセの大魔羅に輪を掛けた存在感のボスの怒張。それがユキの女陰に押し当てられ、ゆっくりと埋没し始めた。半分ほど入って止まり、また後退する。
「ううぅっ……!」
ユキが呻く。亀頭冠の張り出し方が尋常ではなかった。これを味わうと、さっきのチビの雁高など霞んでしまうほどだった。そんな人妻の反応を見ながら、ボスは挿入深度を深める。そして、亀頭が子宮頸部と接吻。強く接吻。
「んあああぁぁぁぁ〜〜〜〜〜」
ユキが喘ぐ。ポルチオをグッと押し込むこの圧力。ノッポのペニスの長さを超えていた。
膣を盛大に押し広げるこのテンション。ヤセの大魔羅の太さ凌駕していた。
ボスの腰の動きはゆったりしていた。それでも、男根の表面には木の根のような血管が縦横に走っているため、そのデコボコが膣襞を刺激してユキの眉間に喜悦の皺が寄る。加えて、亀頭の広がった鰓(えら)が引っ掻くため、人妻の蜜壺にはえも言われぬ快感が後から後から生まれ出る。
「んあっ、……んあっ、……んあっ、……んあっ、……んあっ、……んあっ」
ユキはただ、虚ろな目をして喘ぐばかり。
そして、ボスがリズムよく腰を打ち付け始めると、彼女は顔を左右に振り、牝の声で呻いた。ひたいには玉の汗が浮かび、魔羅と女陰の接合部からは湯玉のごとき愛液の飛沫。こうなると、ユキに待っているのは凄絶なアクメしかなかった。
「逝くぅ。……逝くぅ。……逝く。……逝く逝く逝くぅぅ〜〜〜〜〜〜…………イグッ!!」
総身を震わせて逝くユキの上になっていたボス。その会陰も盛んにヒクついていたので、どうやら射精したようだった。
だが、ボスは一物を抜くことなく、また腰を振り始めた。
「お、出ましたよ。ボスの十八番、抜かずの3発」
ノッポが言うとハゲが言い添えた。
「ボスの場合、時間さえあれば、抜かずの10発でもいくんだが、今日は、……そうだなあ、抜かずの4発ってところか……」
さんざん逝かされ翻弄されていたユキが、ボスの攻めを受け、快楽の波に揉まれながら彼等の言葉を聞いていた。
『あの、カボチャのような金玉だもの。精液が無尽蔵にあるかもしれない……』
そう思いながら、混濁した意識の中、ユキは精子からオタマジャクシを連想し、夥しい数のTadpoleが彼女の周りを泳いでいる様を頭の中に描いた。が、そんな夢想も、ボスの逞しい攻めによる快感で押し流され 、人妻はまたもや絶頂の高みに押し上げられた。
「ああああああああああああああああああ……………………!!!!!」
喉奥を見せて吠えるユキ。四肢が突っ張り、ボスの短軀を乗せたまま身体が弓なりになる。腹を中心に激震が広がる。
その女体の振動が治まり、ユキの背中がベッドに付くと、ボスは抜かずの交接を再開した……。
掛け時計が午後2時を告げた時、ボスはちょうど4発目の吐精を遂げたところだった。
「奥さん。……俺はまだまだ満足してないが、今日のパーティーはこれでお開きだ」
ボスが大魔羅を引き抜くと、まだ十分に張りを保っていたそれは精液と愛液の混合汁で濡れそぼっていた。
ボスがティッシュで自分の一物を拭き終わり、セックス後の一服とばかりタバコに火をつけるとハゲが聞いた。
「そろそろ後片付けですね?」
うなずくボス。
みんなは一斉に衣服を着ると行動に移った。食べ散らかした物を片付け、ベッド周りに落ちた陰毛を拾い、窓を開けて性臭を追い出し、ぐったりしているユキの股間をティッシュで拭いてやり、下着や衣類を着せてやり、乱れた頭髪を梳(くしけず)ってやった。
そうして、壁際に七人整列すると、裸体から仮装に戻った男どもはボスの合図で一斉に声を上げた。
「奥さん。ハッピー ファンキー ハロウィン♪」
ベッドに横たわったまま、ぼんやりとその挨拶を聞いたユキに、男どもはさらに各々言葉を掛けながらドアから出ていった。
「奥さん。凄く楽しかったよ」はチビ。
「食べ物、無断で食って悪かったな」はデブ。
「一発しか出せなかったなあ……」はノッポ。
「美人の奥さん…………惚れてしまいそうです」はヤセ。
「陰毛は拾ったけど、髭が落ちてるかも」はヒゲ。
「奥さんの愛液が染み込んで、俺の一物の色合いがまた深まったぜ」はハゲ。
そして、最後にボスがこう言った。