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ハッピー ファンキー ハロウィン
【熟女/人妻 官能小説】

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ハッピー ファンキー ハロウィン-1

 ハロウィンが日本でも年中行事のひとつとして執り行われるようになったのはいつからだろう。
 21世紀になってからだとは思うが、今や9月の半ばを過ぎるとデパートやスーパーマーケットではジャックランタン(おばけカボチャの頭)がディスプレーされ、100円ショップではハロウィン雑貨が店頭に並ぶ。それが10月31日のハロウィン当日まで続く。

「トリック オア トリート」……「お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ」という意味のハロウィンのセリフは、英語教室や幼稚園の先生が生徒に教えるほどで、5、6歳の子供のいる10月の家庭では、どこもかしこも「トリック オア トリート」と言う黄色い声が響く。ハロウィン当日には、イングリッシュスクールや幼稚園主催でハロウィンパーティーが開かれ、仮装パレードが町を練り歩く。

 そして、今日はそのハロウィンの日。午前10時。
 ユキは娘の美羽が幼稚園でたくさんお菓子をもらっている頃だろうなと思いながら、夕食の食材を買いに出かけようとしていた。
 すると、チャイムが鳴り、誰かが来たようだった。玄関のドアスコープから外を窺うと、カラフルな帽子がたくさん見えた。しかし、顔がスコープの視界より下にあった。
 子供? と思いながらドアを開けると、案の定、背の低い男の子たちが立っていた。皆、てんでに仮装している。そして、一番前の子がニッと笑いながら言った。

「Trick or Treat or Tadpole ?」

子供にしては太い声だった。そして、「トリック オア トリート」に続いて聞き慣れない言葉が混じっていた。ユキがキョトンとしていると、目の前の子がまた言った。

「Trick or Treat or Tadpole ?」

最後の言葉の意味が分からなかった。

「た、たど……?」

「Tadpole」

「たどぽー……」

ユキは曖昧に笑みを浮かべた。相手がニヤリとした。

「奥さん、タドポールでいいんだね?」

子供にしては妙に大人びた言い方。

「え?」

彼女が戸惑っていると、先頭の子が振り向きながら言った。

「おいみんな、タドポールだってさ」

「やったーー♪」

後ろの数人から歓声が上がり、ユキが驚くと同時に最前列が飛びかかってきた。バランスを失い、後ろへ倒れた彼女の顔へ小さな手が伸びた。ハンカチらしきものが握られており、それがユキの口と鼻を塞ぐ。強い揮発性の匂いを彼女が感じると頭がクラクラし、『何これ? 何なの?』と思っているうちに意識が遠のいた……。


 気がつくと、彼女は仰向けに寝て天井を見上げていた。見慣れた自分の寝室の天井だった。

『いつの間にか眠っていた? ……あっ、買い物に行くんだったわ』

身体を起こそうとしたが、ままならなかった。横を見ると見知らぬ男の子が右腕を押さえていた。反対を向くと、左腕も別な子によって自由を奪われていた。顎を引いて脚のほうを見ると、そちらにも複数の男児たちがいてユキの下半身を押さえていた。そして彼女は気がついた。自分の胸が露わになっていることに。
 いや。むき出しになっているのはバストだけではない。両腕も素肌が見え、もう一度首を曲げて乳房の双丘越しに下半身を見ると、自分の陰毛が見えた。

「い……、嫌ぁあああああ!」

ユキは叫んだ。真っ裸にされている。そして、何人もの男の子によって身体を押さえつけられているのだ……。

『男の子?……』

彼女は改めて周囲の顔を見回した。皆、背は低いが顔は妙に大人びていた。いや、髭面もいるし、禿げ上がっている者もいる。顔は完全に大人だった。そして……、

「奥さん。今日はハロウィンだ。さあ、パーティーをしようぜ」

足元の男の一人から発せられた声は太く、しゃがれていて、大人のものでしかありえなかった。

「さあ、パーティーだ、パーティーだ♪」

一斉に声が上がると、周囲の男どもはユキから手を離し、着ている仮装を脱ぎ始めた。彼女がベッドに尻をつけて身をすくめ、胸と陰部を手で隠していると、周りには、みるみるうちに男の裸体が溢れた。そして、ユキの目が捉えた。彼等の股間には陰毛が生えており、垂れ下がっているのは、彼女の夫のものと遜色ない一物ばかりであることを。

「あ、あなたたち、誰なの?!」

ユキの口から、きつい言葉が出た。すると、およそ七人ほどいるうちの一人、ボスと思える目付きの鋭い男が彼女に近づき、白く細い顎に手を添え、クイッと持ち上げた。

「俺たちはハロウィンを愉快に過ごそうという仲間たち。おこちゃまはたくさんもらうお菓子で喜ぶが、俺たちは人妻を犯して楽しむのさ」

犯すという言葉を耳にして、ユキに戦慄が走った。


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