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田園シンデレラ
【女性向け 官能小説】

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-8

そう言って私の髪をくしゃっとした。

昨日、日焼け防止に念入りにした化粧は
今日は日焼け止めだけきちんとぬって、後は本当に最低限の化粧にした。

口紅なんかも、見てくれる人がいないから不要!
逆にUVカットの薬用リップクリームだけを塗った。
昨日は朝にきちんと髪をセットしたけど、夕方には崩れていた。
結局セットした髪は邪魔!今日は後ろに束ねた。

そんな私の顔を見てニヤッと笑った片桐さんは
「美人だな。シンデレラ」
そんな風にからかうもんだから
「シンデレラってやめてください」
と言うと
「灰かぶり姫って意味だよ。横手さんにぴったりだ」
と、笑った。もう何も言うのをやめた。

今日も朝ごはんを作ってもらっちゃった。
明日こそ、私が作るぞ!
そんな風に決めたけど
とにかく、この筋肉痛を何とかしないと!

筋肉痛に鞭を打ってなんとか午前中の虫パトロールを終え
ぎくしゃく動く私を見て
笑うのを隠そうともしない片桐さんは
「もう今日は良いよ。シンデレラ」
と言ったので
ありがたく、今日は帰ることにした。

ゆっくり休んでいるより、動いた方がいいかな。
そんな風に思って、
お昼ごはんを作って待っていたら
帰ってきた片桐さんがビックリして、嬉しそうに食べて行った。

午後は家の掃除をして、夕方はお風呂を沸かし、
簡単だけどごはんを作った。



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