初夜-6
顔に大量の愛液を吹きかけられた海斗。顔を包み込むかのように漂う女の匂いが中枢神経に入り込んだかのように欲情した。 「だ、ダメだっ!完全にヤリたくなってきた!!」
海斗は枕元からコンドームを取り出し瀬奈に渡す。
「装着してくれ…!」
「う、うん…」
まだ頭と体がポーッとする中、コンドームを受け取り袋を破き取り出す瀬奈。
(どんなに発情してても変なとこは冷静なんだね。)
二回目はちゃんとゴムをつけようとする海斗はが可笑しく思えた。瀬奈がゴムを装着するとすっと体を抜きバックから挿入した。
「ああん…!」
瀬奈の顔が再び甘苦しく歪む。興奮した海斗はパンパンパン、と勢い良く音を立てて瀬奈をバックから突き上げる。
「あー、気持ちいい!!」
瀬奈の腰をギュッと掴み力強く腰を振る。
「ああん!あっ!あっ!」
一度目のセックスよりも感じる。奥まで届く海斗のペニスに激しく喘ぐ。
結合したままベッドを降り窓際で立ちバックに興じる海斗。カーテンをガッと開く。
「ああん!だ、誰かに見られちゃうんっっ!!」
「ハァハァ…!瀬奈…!」
海斗はお構いなしに瀬奈を突き上げる。それから何度も体位を変え、1度射精し長持ちするペニスを暴れさせる。
「イクッ…!」
対面座位で瀬奈はイッた。瀬奈のイキ顔に見とれながら海斗は体位を変え正常位で絶頂に向かう。
「ああ!瀬奈…!イキそう!?」
「うん…!あっ、あっ…!」
「うっ…!!」
瀬奈の膣に海斗のペニスの脈打ちが伝わる。
「海斗…!」
海斗に抱き着く瀬奈。お互い強く抱きしめ合った。
幸せを感じる。暫く体をゆるやかに擦り合うかのように揺らして余韻に浸る。
「ん??」
ふと気付くと海斗はそのまま寝てしまったようだ。
「やだもう…。」
取りあえず起こさないように優しく体を退かす瀬奈。海斗は仰向けになり鼾をかいて寝ていた。
「子供みたい。ンフッ」
海斗の寝顔を暫く見た後、電気を消して天井を見つめる瀬奈だった。