Purple wedding-11
そして、
―――ズンッッ・・・・
「 !! ん、んはぁっ!!!!!」
下腹部からの衝撃に、ルールーは思わず唇を話し、
のけぞるようにして声を発していた。
キッパの肉棒が勢いよく彼女の薔薇を貫く。
既に蜜が溢れていたせいか、前戲なしで何の抵抗もなくルールーの奥へと滑り込んでいった。
―――ズブッ・・・ズブッ・・・ズブッ
「くっ・・っっ・・・うっ・・・」
「んっ、あっ、あっ、アッ・・・・・」
彼女の中の心地よさと締め付けに、
キッパは目を閉じて歯を食いしばりつつもルールーの身体を抱きすくめるようにして上体を密着させてくる。
一定のリズムによる下からの突き上げに、
いつしかルールーは両足をキッパの筋肉によって固くなった腰に巻き付け、
両手を彼の背中に回して必死にしがみつく。
キッパの突き上げに合わせてルールーの中は波打つようにうねり、彼の肉棒を上へ上へと吸い込みながらもしっかりと吸い付き離そうとしない。
そしてキッパの背中側から見て彼女の黒いストッキングが巻き付く様は、素足よりも大人の色気と妖しさを感じさせるものだった。
彼の肩口に顔を埋めながら、既にルールーは肉の快楽の虜となっていた。
キッパの行為をもっともっと・・・と呟きながら、煽り立てていく。
―――ギシッ、ギシッ、ギシッ・・・・
「ルールーは、俺のものだ・・・ワッカなんかに渡さないぞっ」
「アッ、アアッ!!アウッ・・・・」
ルールーの耳許で絞り出すようなチャップの呟きと、
彼女の視界の隅にある吊るされた黒いウエテイングドレスが、
今行われていることに対しての背徳感と快感を煽っていく。
2人だけの密室の中に、 汗の臭いと甘い体臭が混じりあい、異様な空気が充満していった。