よみがえる“女としての悦び”-6
『んんっ……!』
ベッドに四つん這いになったえみるは、目の前に仁王立ちしている夫の脚の間にそそり立つぺニスを優しく一撫でしてから、ゆっくりと艶めく唇の間にそれを埋めていく。
えみるは、夫の顔を覗き込みながら、ゆっくり頭を前後に揺らしていて、彼はそんな彼女の頭をいい子いい子しながら、吐息を漏らす。
じっくり味わうようなフェラを眺めているうちに、私は唇の端から唾液が溢れてくるのを感じていた。
『んっ、んっ、んっ』
頬をへこませて一生懸命動かす映像に合わせて、私も半開きの口から少しはみ出た舌を、控えめに動かす。
輝くんに求められていた頃は、必ずしてきたフェラは、口が疲れてなかなか気が進まなかった行為だけど、えみるが一生懸命咥えるその姿を見てると、自分もしたくなる。
ディスプレイの向こうは、理性の欠片もない、本能のままのはしたない姿で、いつもの私ならこんな盛っている男女を嘲笑するはずなのに。
なぜだろう。今の私は、とにかく淫らではしたないただのメスになりたがっていた。
「はあっ、はあっ……」
運動した訳じゃないのに、弾む息。
夏なのに、震える手。
まるで自分の身体が制御できずに、その震える手は、私のTシャツに手をかけた。
『ん……!』
画面には、フェラが終わったのか、再び労うみたいに熱いキスをえみるに交わす夫。
やがてゆるりと、四つん這いになったままのえみるの後ろに回り込むと、彼は自分のモノを掴んでゆっくりえみるの中に沈めていった。
『んあああっ……!』
ついに一つになったことで歓喜の悲鳴をあげる美しい淫獣は、背中を仰け反らせ天井を仰ぐ。
くびれたウエストを掴んで、夫がゆっくり腰を動かし始めると、ツルツルのお尻がフルフルと揺れ始めた。