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冥土の土産
【SF 官能小説】

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マリナ-1

ヒロキは俺より2つ下の9才だった。ほっそりしてるけど顔はバンビみたいに目が大きい。俺の弟分みたいな感じでよく面倒見て遊んでやっていた。
 俺はヒロキを連れて遊びの交渉に出かけた。少し離れた町内に遊びグループがあると聞いていたからだ。
 マリナはそのグループにいた女の子のボス格だった。といってもすらりとした美少女で同じくらいの体格のエリという女の子と2人でグループを仕切っていた。2人とも10才で俺より年下だが、結構しっかりしていた。
 グループには11才の男の子もいたが、完全に尻に敷かれている状態だった。
「あんたが海野っていうの? 遊びのプロだっていうじゃない」
 俺はそれほどでもないと謙遜した。まあ、ちょっと新しい遊びで一緒に遊べたら楽しいかなと思って来たんだ。そして俺は用意した2・3の遊びを紹介した。
 評判は上々で、結構全員楽しく汗を流したと思う。そろそろ引き上げ時だと思っていた矢先、マリナがヒロキを名指しで相撲を申し込んだ。背丈にはそれほど差はないけれど、マリナは体が締まっている。もしかしたら負けるということもある。年も1つ下だし。
 あの……俺じゃあ駄目なのか? 一応俺は聞いた。
「海野はもうチンコが立つでしょう? 組み合ってる時に立ったらいやだもん。」
 そういうマリナの胸は少しだけ膨らんでいて、俺はあるいはそうなるかもと思った。だから強くは言えなかった。
 相撲が始まるとマリナはすぐに勝負をつけずにヒロキを翻弄していた。そして結構体を密着させてもみ合っていた。だが頃合を見計らって投げ飛ばす。
「残念だね、ヒロキ。男の子なのに負けちゃったね。もう一回やる?」
 ヒロキは半べそをかきながらもう一回やるとかかって行った。マリナのずるいところはすぐに勝負を決めないことだ。少し劣勢になってみせて、相手に無意味な希望を与える。これなら勝てそうだと思ったところを思い切り投げ飛ばして絶望のどん底に突き落とすのだ。
 ひどい女だ。俺は我慢ができずに前に出た。だが俺は再度断られてヒロキを出し、また敗北を味わわせることになるのだ。そして泣きじゃくるヒロキを宥めて帰るのだ。
 俺たちはそのまま帰るのだが、俺だけ引き返した。マリナもちょうどそこから家に帰るところだった。俺はマリナの背後から目隠しをした。
「だ……誰だよ? ふざけないでよ」
 本物のマリナはエリと並んで話しながら帰って行く。その話し声にマリナは驚く。
「えっ、エリが帰って行く。誰と話してるの? えっ? 誰、あの声は?」
 俺はがんばって目隠しをし続けた。そろそろマリナが怒り出した。
「いい加減にしなさいよ」
 マリナは俺の手を掴んで引き剥がし振り返った。
「海野じゃないの? なんの真似? 変なことすると……この辺はあたしの地元なんだからね」
 お前と相撲の決着をつけてなかったから、やりに来たんだ。
「助平っ! 女の体に触りたいの?」
 じゃあ、お前はどうしてヒロキと相撲を取ったんだよ。可愛い男の子の体に触りたかったんじゃないのかよ。
「関係ないよ。あんたの場合チンコが立つから嫌だって言ってるでしょ」
 俺はズボンのチャックを開けた。そして『ちんこ』を出した。これのことか?
「ばっ……ばっか……ばっかじゃないの……気違い。色気違い。変態。不審者。痴漢」
 言うことはそれだけか? 触っても良いぞ。立つかどうか触ってみろ。
「だっ……だれがっ……おじさーん、おばさーん、変な子がいるよぅぅ」
 そう叫べば誰か来るのか? 来ないだろう。来ても誰も俺たちのことを相手にはしないよ。
俺はマリナとがっぷり四つに組んだ。マリナは腰をしっかり引いて体を密着しないようにして応じた。
「チンコ出したままで相撲取るなんて海野は変態だ。誰かーーーーぁぁぁ。あたし犯されるようぅぅ!」
 俺はぐいと腰を引き付けると右足をマリナの股に入れた。そのときマリナの短パンから出ていた太腿に俺のチンコが引っ付いた。


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