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LOVE AFFAIR
【アイドル/芸能人 官能小説】

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13.愛の中にある幾許かの狂気-3

「しゃぶってヌイてくれよ?」
 頭上から声が聞こえた。抑えている手のひらに、腹の中で低い轟きが鳴っているのが伝わってくる。見上げると傘が呼吸をするように動いて時折激しく震えている男茎の向こうに竜二の兇暴な色を宿した顔が自分を見つめてきていた。
「……、ト、トイレに行かせて……」
「あ? 何言ってんだよ?」
「もう……、……んんっ!」
 言っている途中で急激に強くなった雷音のような蠕動で下腹部が絞られるような痛みに包まれ、強く掌で摩り波を収めようとする。「……お、……お、おなかが、……いたい、……。いたいの……」
「トイレに行って何するんだ? ……ほら、手だよ、手」
 背後から健介が悠花のロングカーディガンを脱がせ、袖を抜くように言ってくる。下腹から手を離すこともできず、片手ずつ下げて健介に抜き取らせながら、
「……だ、だってっ。もう無理なのっ」
 それ以上は言えず、健介の質問に答えられない。
「だってよ? どうする?」
 健介が確認してくるのを、竜二は息絶え絶えに訴える悠花の頭上で男茎の根元を摘んで亀頭をプルプルと震わせて見せながら、
「ダメだな。先にフェラヌキだ」
 とあっさり答えた。
「そ、そんなっ……!」
「ヌイてくれたら、行かせてやるよ」
 眉を寄せて瞳を細めたしかめ貌すら、美貌を貶めるものではなかった。恐る恐るヒップを上げて膝立ちになって男茎の位置まで頭を上げる。近くで見ると竜二の真珠は異様だった。こんな淫猥なモノで何度も何度もイカされたのだ……。自分の境遇を再認識しながら、倒さねば届かぬ男茎の幹へ、下腹から外した片手を添えると、唇の前に降りてくる亀頭へキスをするように口の中へ含んでいった。
(んっ……!)
 真珠の粒が唇を擦る。自然と溢れてくる唾液を舌で幹に纏わりつかせるように絡めると、丸突起が硬い肉塊の表面を皮膚の中で転がった。
「お〜、村本のしゃぶりまくってただけあって、エロいフェラすんじゃねえか?」
 竜二は足元に拝跪させる格好で口淫させる征服感に、悠花の手触りの良い髪を梳いたかと思うと、そのまま片手で頭を掴んで更に奥まで亀頭を押し込んだ。
「おぐっ!!」
 喉近くまで亀頭を押し入れられて悠花は苦しげに呻きながらも、頬の裏を真珠が擦っていく初めての感覚に、膝を開いて立ったその股間の奥に新たな疼きがやってきて潤ってくる。本当に虐待によって快楽を感じる体になってしまったのか――。溢れる愛液を自覚しながら、自責の念にとらわれ始めたところへ、
「吸えよっ、もっとよぉ」
 と竜二に頭を持たれ、さっきまで秘所を惑乱するように焦らしていたピストンを口腔にも送り込んでくると、悠花は言われるがままに頬を窄ませて男茎に吸い付いていた。息苦しく口の中を擦られていると、真珠の突起に擦れた泡まみれの涎が唇の端から漏れて顎の先へ垂れていく。それが下腹を押さえている手の甲にポタポタと落ちてくるが、鈍痛のために手を離すことができなかった。スタイルを誇示するような立膝姿で、背を反らし頭を振ってしゃぶる悠花のヒップでは、菊門から生えた性具のリングが体の動きに合わせてユラユラ揺れていた。
(早く出してっ)
 精液を飲みたいわけではない。だがトイレに駆け込んでこの腹痛から免れることができるというのであれば、一刻も早く竜二を射精に導きたかった。腹痛には波があったが、その干満の周期が早まってきているように思えた。強く絞られるような波が襲ってくると、それがもう二度と引かないのではないかという不安に毎度苛まれる。悠花は村本に続き人生二本目の男茎を頬張りながら、舌で傘の裏の皮が寄ったところを擽るように舐めた。だが、村本はひとたまりもなかったその場所は、竜二はビクンッと口の中で男茎を震わせるものの、脈動はしても噴出には至らない。
 また強い波がやって来る。外に聞こえているのではないかというほど、下腹の中で地鳴りが渦巻いた。
「ごふっ……、んあっ!!」
 何かの間違いだと思った。不意に菊門が広がってボールが外に押し出された。ボールが外に抜け出て菊門が閉まり切るまでのほんの一瞬で、薬液が少し噴出して内ももを垂れてきた。思わず唇から亀頭へ泡立った唾液をブラブラと引いて男茎を口から出して振り返ると、しゃがんだ健介がリングに指を引っ掛けて引いていた。
「んあっ! 何すん――」
 非難しようとしている最中にも、更にリングが引かれて、恐ろしいほどの覚束なさが菊門を襲った。「だめっ……、やめてっ……」
 幹から手を離して汚濁への躊躇いも忘れて、ヒップの中心から伸び出る器具を押さえつけるために身を捩ろうとすると、竜二に力強く悠花の両肩を掴まれて正面に引き戻された。
「おらっ、何してんだよっ!! 勝手にやめんなっ」
 と、亀頭を悠花の唇に擦り付けてくる。


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