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good communication
【若奥さん 官能小説】

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女であることを忘れていた女-8

「悪いことしてたなあ」


私がとてもセックスできる状態じゃないから、輝くんはこうして自己処理をしていたのだ。


購入履歴のタイトルをボンヤリ眺めては、ホントに申し訳ないって思いながらマウスを滑らせる。


“限界FUCK カヨの10時間SEX”
“生きててよかった 〜モテない僕の初体験〜”


「……やっぱり私とできなかったから、仕方なくこういうの見てたんだよね」


“先生、やめてください 〜イケない課外授業〜”
“ぶっかけザーメンもう一杯”


「……仕方なく、観てたんだよね……」


“堕ちてしまったレースクイーン・瑶子”
“密着! 素人ナンパ24時”


「…………」


あまりにたくさんのタイトルの羅列に、ふと本音がボソッと口から出た。


「……ちょっと、エロ動画観すぎじゃない?」


罪悪感はいつの間にか綺麗になくなって、代わりに沸々と怒りが込み上げてくる。


今は瑠璃も大きくなったし、夜の生活を復活しようと思えばいくらでもできる。


そりゃ、寝かしつけで一緒に寝ることもあるけれど。


いつまでもこんなもんに頼らなくたっていいじゃない?


購入履歴を見れば、一番新しいのは、つい一週間前だし。


考えてみれば、輝くんがこうしてエロ動画を購入している間、彼からの夜のお誘いは一度たりともなかったような……。


男の生理現象はわかってるつもりだし、エロいものを観ちゃうのも仕方ないってのもわかる。


だけどこんなにたくさんのエロ動画のタイトルを目の当たりにすると、こう思わずにはいられない。


輝くんは、私とのセックスよりも動画を観ながらオナニーをする方がいいのだろうか?


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