嗜虐心-6
弄ばれるために自分の方に向けられた桃尻。叩かれているときには力んでいて、アナルがヒクヒクと動くのまで見えていた。今は力が抜けて二つの尻肉が合わさっているため、穴の方は見えなくなっている。
毛細血管が拡張して赤くなった尻を見ていると、やはり叩いて痛めつけるよりも手でさすって肌触りを楽しむ方が良いかもしれないと思う。一度やってみたかった尻叩きをやって満足したからかもしれない。とにかく、今はこの美しい曲線を描いている尻の表面を触りたかった。
「あーあ、こんなに赤くなっちゃって。でもこれで反省しただろ?」
タツミは両手を尻に置いた。太ももを触ったときと同じ、何とも言えない感触がした。
「はい、反省しました……もう二度とご主人様の命令に嫌な顔はいたしません」
「うん、えらいえらい」
幼い子供を褒めて頭を撫でるように、代わりに尻を優しく撫でた。
手首のあたりを中心に、円を描くようにして手を動かす。だんだんとその半径を大きくしていき、また、手首の位置も動かして尻全体を大きくさする。そのときに腰に比べて尻はしっかりとしていることに気付いて、安産型だな、などと頭の中で考えていた。
時々尻の肉をつかむようにして揉んでみる。さすがに筋肉も厚い部分であるから、胸のように柔らかく、とはいかないのだろうが、それでも十分な柔らかさを堪能できた。尻たぶを指で広げると、尻穴までじっくりと観察することができた。そのまま目線を下にずらすと緩やかに膨らんだ丘ができていて、その割れ目の部分が濡れていた。
「躾にはアメとムチだよな。さっきは痛かったから、次は気持ち良いことをしてやろう」
そう言うと、タツミは左手を佑香里の腰に添えた。背骨のゴツゴツした感触がした。そして、右手を尻の割れ目に沿わせて下降させると、中指を秘部に入り込ませた。
濡れている。温かい。少しぬるっとした液体が指にまとわりつくのが分かる。そのまま先に押し入れると、緩く締まっていた肉壁がゆっくりと押し広げられていく。
「あうぅ……」
「ふふふ、びしょ濡れだぞ。靴を舐めさせられたり、太ももに爪をたてられたり、尻を叩かれたりしただけなのになぁ。気持ち良いことなんかまだしてないのにこれだけ濡れているんだから、佑香里は本当に酷いマゾだな」
「恥ずかしいです……」
先輩たちに普段言いなりにさせられているんだから、たぶん膣はちゃんと開発されているだろうな。そう思って、タツミは手の向きを上下逆さまにして、手の平が地面の方を向くようにした。そのまま指を第二関節のところで曲げて、腹側の膣壁を圧迫する。ザラザラとしている。少し硬いもの、おそらく恥骨の感触がするまで指の腹でそこを押すと、急に佑香里が声をあげた。
「あっ……」
やはりここがGスポットのようだ。知識でしかもっていなかったGスポットという存在が、今タツミの中でリアルさを獲得した。
指をくっつけたり離したり、指先で円を描いてみたり、ときどき軽く爪を立てて掻くようにしてみたり。色々なタッチの仕方でGスポットを刺激してみる。そのたびに小さいながらもよく聴こえる声で佑香里は喘ぐ。
「あっ、き、きもちいぃ……です、あんっ」
そろそろポルチオの方も触ってみようかな。
指をすっと奥に滑りこませていく。すると、中指をいっぱいまで突っ込んだあたりにぽっこりとした突起が触れた。コリコリとしている。そこをめがけて少し強めに指を押し付ける。
「ああっ!」
急に佑香里の喘ぎが大きくなった。さっきのGスポットよりもこっちの方が感じるようだ。場所としてはチンポを挿入したカリのあたりだろうか。ここまで深く挿入をすれば、自分も佑香里も強い快感を得られるんだろうなとタツミは思った。
「ここ、気持ちいい?」
「は、はい……あうっ、き、きもちいいっ、です……ううっ、あんっ」
「ふふふ、じゃあここをちょっと強くノックしよう。もう先輩たちに十分調教されてるだろ? しっかりイケよ」
タツミの腕に力が込められた。そして、肩を支点にして腕全体を振動させるようにしてポルチオを摩擦する。
「ああうっ、いっ、あっあっあっあっ、あああっ!」
「ほらほら、脚がピンとしてきたな。感じてるのか? イクのか?」
「あんっあんっ、あああっあっ……ああっ! 感じてますっ、イキますっ!」
上半身はさらに深く倒れ込み、さっきまで手でつかんでいただけのポールにすがりつくような格好になっている。
「よし、イッていいぞ。イケっ、イケイケっ!」
「あああああっあっ、ああああっ! イクっ、イキます、イキますっ! イクっ、イクゥうううううううぅ!!」
ビクビクッ―――
佑香里の上半身が三回ほど大きく跳ねた。下半身は力んでいて、脚の筋肉も尻の筋肉もキュッと収縮している。
「ははは、ピクピクしてるよ。陸にうちあげられた魚みたい」
苦しそうに口を開けてハァハァと喘ぐ佑香里。顔が耳まで真っ赤になっている。
もうそろそろ我慢ができないな。
絶頂を迎えて快感に襲われている佑香里を見て、タツミは股間の膨らみを抑えられなくなった。
「じゃあそろそろ、このびしょ濡れのおまんこを使わせてもらおうかな」